愛犬が撫でられるのを嫌がる時の心理とは?4つの理由と解決するための対策

愛犬が撫でられるのを嫌がる時の心理とは?4つの理由と解決するための対策

『愛犬が撫でられるのを嫌がる時の理由』についてまとめました。愛犬にも飼い主に撫でられて嫌な時があります。解決するための対策を解説します。

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愛犬が撫でられるのを嫌がる時の理由

差し出す手、威嚇するバセンジー

犬は撫でられるのが好き、という印象が強いですが、撫でられたくない時はどのような心理状態なのでしょうか。

1.ひとりでくつろぎたいから放っておいてほしい

愛犬が撫でられるのを嫌がるのは、「ひとりでくつろぎたいから放っておいてほしい」という時です。

  • お散歩から帰ってきたばかり
  • ごはんを食べ終わったばかり
  • トリミングから帰ってきた
  • 動物病院から帰ってきた

このような時、飼い主から撫でられるのを嫌がることがあります。

お散歩やごはんの後にひとりでくつろぎたがるのは、「満足している」というサインでもあります。自分の手を舐めたり、顔を洗うような仕草をしたり、お手入れをする姿もよく見られます。

トリミングの後は体力を消耗しています。安心できる自宅に戻り、ゆっくりとした時間をひとりで過ごすことが好きなタイプの犬もいます。

動物病院は精神的な強いストレスを感じる場所です。ただ予防薬を処方してもらうために行っただけの日も疲れて帰ってきます。自宅に着いてホッとし、しばらく寝て過ごすことがあります。

解決するための対策ですが、愛犬が「今は放っておいてほしい」という仕草や態度をする時は、無理に撫でたり構ったりすることなく、しばらく放っておいてあげましょう。

2.いきなり撫でようとする手に驚いた

愛犬が撫でられるのを嫌がるのは、いきなり撫でようとする手に驚いたからです。

全く警戒していなかったのでしょう。落ち着いた気持ちでくつろいでいたのでしょう。いきなり撫でようとする飼い主の手に驚き、嫌がるような仕草や態度を取ってしまったのです。

自宅にいる時は、飼い主の様子や周りの様子に気を向けていないことがあります。飼い主が近づく足音にさえ気づかないほどボーッと過ごすことがあります。警戒する必要がなく、気が張っていない状態なのです。

解決するための対策ですが、撫でる前に声をかけたり名前を呼んだりするようにしましょう。とくに中高齢の聴力に衰えのある犬の場合、耳が遠くなっていることがあります。

3.食べ物を奪われるのではないかと警戒した

食器の前で威嚇する黒い犬

愛犬が撫でられるのを嫌がるのは、食べ物を奪われるのではないかと警戒したからです。

ごはんを食べている時、おやつを食べている時に犬を撫でようとすると、たとえ飼い主であっても威嚇されることがあります。甘噛みほどの強さもありませんが、手を噛む仕草をすることがあります。

飼い主のことを信頼していないからではないと思います。我が家にもこれまでに4匹の犬がいますが、ごはんやおやつを食べている時に撫でようとして威嚇する犬は1匹だけです。

その1匹に当てはまるのは「食いしん坊である」ということです。「これは全部私のものだぞ!」とアピールしているのかもしれません。

解決するための対策ですが、愛犬がごはんやおやつを食べている時は、そっと見守ってあげてください。撫でようとすると、嫌がるだけではなく、早食いの原因にもなります。

4.体調が悪い

愛犬が撫でられるのを嫌がる時、体調が悪い可能性が考えられます。

とくに痛みを感じている時に撫でられることを嫌がる傾向にあると思います。痛みのある部分に触れられるのではないかと警戒し、嫌がったのです。

頭痛があるのかもしれません。腹痛があるのかもしれません。関節の炎症による痛みかもしれませんし、肉球に怪我を負っているのかもしれません。

元気がない、ごはんを食べない、水を飲まない、嘔吐や軟便や下痢の症状があるなど、普段と違う様子はありませんか。嫌がるかもしれませんが、体の隅々まで触診してみてください。

解決するための対策ですが、飼い主では原因を突き止めることが難しい場合があります。なるべく早く動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

手に威嚇する犬

愛犬が撫でられるのを嫌がる時の理由を4つ解説しました。

  • ひとりでくつろぎたいから放っておいてほしい
  • いきなり撫でようとする手に驚いた
  • 食べ物を奪われるのではないかと警戒した
  • 体調が悪い

愛犬の頭を撫でようとした時、スッと避けるように頭を横にすることがありますよね。驚いた表情をする時もあれば、切ない表情をする時もありますし、イラっとした表情をすることもあります。

愛犬から嫌がられるって、飼い主としては寂しく感じられますよね。なぜ嫌がったのかを知れば、納得できることもあるのではないでしょうか。

愛犬と飼い主との間にも『親しき中にも礼儀あり』ですね。

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