「散歩が楽しくない…」犬が見せるサインとは?
犬にとって散歩は、1日の中でも唯一屋外でさまざまな刺激を楽しめる時間です。しかし、犬の楽しみを考えていない散歩は犬が「散歩、楽しくない…」と不満を感じてしまいます。
犬が「散歩が楽しくない」と感じている時、以下のようなサインを見せることが多いです。
- 歩くスピードがゆっくりになる
- ノロノロと蛇行しながら歩いている
- 足取りや表情に覇気がない
- 歩こうとしない
- 家に帰ろうとする
以上のようなサインが見られる場合は、犬が散歩に不満を持っている可能性が高いです。より愛犬が散歩を楽しめるよう、散歩のルートや内容を工夫してみましょう。
犬が不満に思っている『散歩方法』5選!改善方法も紹介
犬はどのような散歩に不満を持ちやすいのでしょうか。ここでは、犬が不満に思っている『散歩方法』や改善方法を紹介します。心当たりのある方は、今日から散歩の内容を見直してみましょう。
1.毎日同じルートを単調に歩くだけ
毎日同じルートをただただ同じ時間帯、スピード、歩調で歩くだけ…という散歩は、犬が「単調すぎて退屈」「変わり映えしないから飽きた」と不満を抱きやすいです。
時々違うルートに行ってみたり、歩くだけでなく平らな道に差し掛かったら走ってみるなど、新しい刺激やメリハリを取り入れた散歩を心がけましょう。
2.とにかく散歩量が多すぎるor少なすぎる
散歩量が愛犬にとって適切でない場合、運動不足や満足感を感じられなかったり、反対に疲弊してしまい楽しめなかったりすることも。
犬種やその犬の体力、年齢によって適切な運動量は異なります。愛犬の様子を観察しつつ、小型犬は1回15分〜1時間以内、中型犬は1回1時間程度、大型犬は1回1時間以上を目安に散歩しましょう。
3.飼い主がコミュニケーションをとってくれない
時々、愛犬を散歩させている飼い主の中に愛犬の方をまったく見向きもしない人を見かけます。チラチラと視線を送っている愛犬に気付かず、ただただ作業として散歩しているのです。
こうした飼い主のコミュニケーション不足は、犬の散歩の質にも大きく影響します。なかなかコミュニケーションをとってくれない飼い主に対して、「つまらない」「寂しいな」と感じてしまう犬も多いでしょう。
散歩中は「楽しいね」と声をかけてみたり、アイコンタクトを送ったり、時には安全な場所で基本指示動作やトレーニングを取り入れるなど、積極的にコミュニケーションとることをおすすめします。
4.飼い主が楽しくなさそうな表情をしている
犬は飼い主の表情から感情を読み取る能力に長けています。そのため散歩中に飼い主が楽しくなさそうな、どこかつまらなそうな表情をしている場合、「飼い主さん、楽しくないのかな」と愛犬自身も楽しくなくなってしまいます。
愛犬が散歩を楽しめるように飼い主自身が楽しんで散歩に取り組むことが大切です。表情や声のトーンを犬はよく観察しているので、一緒に楽しい時間を共有することを意識して散歩に取り組みましょう。
5.情報収集の時間をもらえない
散歩は犬の運動不足解消だけでなく、犬としての本能的欲求を満たしたり自分の安全圏の情報収集をしたり、さまざまな役割を持ちます。
地面などのニオイをクンクンと夢中になって嗅いでいることはありませんか。これは、犬が「ここを誰が通ったのか」「その相手はどのような人物(犬)であるか」などを情報収集している最中です。
この時間は犬にとって楽しみの1つでもあるので、「早く行くよ」と強引に中断させてしまうと不満が溜まってしまいます。せっかく楽しい時間を過ごしているのですから、ある程度は愛犬が望むことをさせてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。1日の中でも多くの犬たちが楽しみにしている散歩の時間は、せっかくならば楽しい時間にしてあげたいですよね!今回紹介した不満に思われがちな『散歩方法』と改善方法を参考に、愛犬がより楽しめるような散歩を意識してみましょう。