時と場合によっては犬用の服が必要になることも…
店舗や通販などで犬用の服はたくさん販売されています。見ているだけで可愛らしい犬用の洋服たちは、人によっては「必要ない」と言う人もいるでしょう。
しかし、実は時と場合によっては犬用の服が必要になることもあります。
- 寒さ対策
- 直射日光避け
- 施術後に皮膚を守るため
- 皮膚病治療時
- 草むらなどで虫除け対策
このような目的で犬用の服が必要になることがあります。特に、皮膚病を治療している時や手術後は、皮膚を掻いたり舐めたりしないよう服を着せることが推奨されています。
犬用の服は、いざという時に着せる必要が出てくる場合もあるので、今のうちに服に少しずつ慣れさせておくことをおすすめします。
『服を着るのが嫌いな犬』の特徴4つ
犬の中には服を着ることに抵抗を持つ子も多くいます。そこで、ここでは『服を着るのが嫌いな犬』に見られる特徴を紹介します。
1.布が体全体を覆うことに違和感を覚えている
元々犬は服を着るという習慣がないため、服を着ることに違和感を覚えることは自然です。布が体全体を覆っている状態は大きな敵が自分の体に覆い被さっている状況を彷彿させるため、強い拒否感を覚える犬も少なくないでしょう。
服を着ることで圧迫感や窮屈感を覚え、「何だか違う」「不快だ」と感じる犬も多いです。こうした違和感は、慣れることで払拭していくしかありません。日頃から焦らず少しずつ服を身に着けることに慣れさせましょう。
2.警戒心が強く臆病
他の犬よりも警戒心が強く臆病な性格の犬の場合、さまざまな『新しいもの』に不安や警戒心を覚えることがあります。服もそのうちの1つでしょう。
臆病な犬や警戒心の強い犬は、特に自分の身に着ける服に関して強い苦手意識を持つ傾向があります。こちらも服という存在に慣れさせ、少しずつ自分の身に触れることを習慣づけていくしかありません。
3.活発で動くことが好き
活発で動き回ることが好きな犬も服に対して嫌悪感を抱くことがあります。理由として、服を身につけていない時より服を着ている時は動きが制限されることがあるからです。
「なんだか走りにくいぞ」「動きが制限されて不快だ」と感じてしまうことがあるため、服を着せようとすると「嫌だ」と拒否反応を見せるのです。
4.服に対して嫌な記憶がある
過去に無理やり服を着せようとしたために、服に対してトラウマのような印象を抱いてしまう犬もいます。一度嫌な思いをするとそれに対して強い苦手意識を持ってしまうため、克服することが難しくなります。
しかし、嫌な記憶を良い記憶に塗り替えることで克服は可能です。服に対して嫌な思い出がある場合は、褒めたりおやつを与えたりするなどして、「服を着ると良いことがある」と印象を変えていく方法が効果的です。
服を着せなければいけない時にやるべき方法は？
服に苦手意識を持っている犬には、基本的に服を無理強いする必要はありません。しかし、術後や皮膚病に罹っている時あるいは寒さが厳しい時などは、服を必要とする場面が出てくる可能性があります。
服を着せなければいけない時は無理強いせず、優しい口調や態度で臨むことが大切です。また「今から服を着せるぞ」気を張ってしまうと犬に緊張伝わってしまうので、あくまで自然に行いましょう。
そして、犬が違和感や不快感を覚えないような服を選ぶことも大切です。シンプルでふわふわと伸縮性があり、なおかつ着るのが難しくない服（袖がない、被せるだけなど）を選ぶことをおすすめします。
普段から服を着せることに少しずつ慣れさせ、おやつを与えるなどして「良いこと」と結びつけることで、徐々に服に対して抵抗感がなくなるでしょう。今現在、服を着せていないご家庭も少しずつ慣れさせておくと、いざという時に愛犬にストレスがかかりにくくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか。犬が服を着ることに抵抗感を見せる様子はごく自然です。しかし、いざという時に服を着なければいけない場面が出てくる可能性があります。その時のために、今から少しずつ服を着ることに慣れさせておきましょう。
