犬はどのようなことに幸せを感じるの?
犬と人間では感覚や習性が異なるため、「犬にとっての幸せとは何なのだろう」と悩む人も多いでしょう。
実際は日常の生活の中にある些細なことで幸せを感じている犬が多いと考えられています。例えば、以下のようなことに犬たちは幸せを感じやすいといわれています。
- 美味しいごはんを食べる
- 適度に楽しめる運動
- 本能的欲求を満たされる遊び
- 大好きな家族とのコミュニケーション
- 安心して過ごせる生活環境
美味しいごはんをもらえることや、体に負担がかからない程度に楽しめる運動、さらに飼い主さんとのコミュニケーションに幸せを感じる犬は多いです。
また、安全してリラックスできる快適な環境や、犬としての本能的欲求を満たせるような遊びを楽しむことも幸福度につながります。
愛犬に幸せをいっぱい感じてもらうためにすべき5つのこと
では、具体的にどのようなことを意識することで、愛犬に幸せを感じてもらえるのでしょうか。ここでは愛犬に幸せをたくさん感じてもらうために、飼い主が常に意識すべきことを紹介します。
1.積極的にアイコンタクトを取る
アイコンタクトは1日のうちにたくさん取るよう心がけてください。アイコンタクトを取ることで、犬たちが「飼い主さんはちゃんと自分のことを見てくれている」と実感できるからです。
また犬にとって、親しい人とのアイコンタクトには愛情の意味が含まれます。忙しい時でもアイコンタクトだけならば簡単に取ることができます。「今は忙しいけれど、ちょっと待ってね」の意味を込めて、アイコンタクトだけでも取るようにしましょう。
2.「できた!」を実感できる機会を設ける
子犬の頃は何もかもが目新しく、覚えることもたくさんあるでしょう。しかし、年齢を重ねるにつれて「できた!」と実感できる機会は減ってしまいます。
この「できた!」という達成感は、犬にとって自信や幸福感につながる重要なポイントです。毎日簡単な基本指示動作をさせたり、レトリーブ遊びを入れてみたり、新しいことに挑戦したりと「できた」を実感できる機会を設けてあげましょう。
3.たくさん褒めて自信を持たせる
前述した達成感にもつながりますが、日常的にたくさん褒めてあげることも愛犬が幸せを感じられる重要なポイントです。大好きな飼い主さんに褒められることで、その幸福感はより大きく感じられます。
簡単なことでも良いのです。トイレが上手にできた、基本指示動作ができた、留守番できたなど、当たり前のことでも褒めるポイントを見つけ出し、「すごいね!」「ありがとう!」と笑顔でたくさん褒めてあげましょう。
4.散歩や遊びを通して楽しい時間を共有する
犬は仲間との協調性を重んじる動物です。楽しいことも悲しいことも共有して助け合うことが幸せや安心感につながります。
したがって、散歩や遊びを通して「楽しい!」という時間を飼い主と一緒に共有することも幸せにつながりやすいです。
おもちゃ遊びはもちろん、散歩中に笑顔でアイコンタクトを取ったり、一緒に走って時間を楽しんだりと、より一緒に楽しめるような工夫を取り入れてみてください。
5.毎日スキンシップや会話でコミュニケーションを図る
最後に、犬が最も幸せを感じられる瞬間は飼い主や家族と一緒にコミュニケーションを取っている時間です。優しく撫でてもらったり、密着し隣り合って寛いだり、ブラッシングしてもらったり…。こうした何気ないスキンシップが大きな幸福感につながります。
仕事などで忙しい人も毎日必ず愛犬と向き合う時間を設け、しっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。「飼い主さんに愛されている」と実感してもらうことが重要です。
まとめ
愛犬に幸せを感じてもらうためには、犬がどのようなことに幸せを感じるのか理解し、それらを考慮した上で、日常的に飼い主が幸せを与えられるよう意識的に行動することが重要です。
今回紹介したポイントを参考に、ぜひ愛犬と幸せを共有できる毎日を送りましょう。