犬は鳴き声以外にも仕草や行動で飼い主に喋りかけている
犬は相手とコミュニケーションを取るとき、鳴き声や仕草、行動などで気持ちを伝えます。これは飼い主に対しても例外ではなく、飼い主と同じ言語を話せない犬たちは仕草や行動で喋りかけていることが多いです。
飼い主はそんな犬たちのボディランゲージに気づき、返事をしてあげたり要求に応えてあげたりしましょう。「自分が喋りかけたら飼い主さんも応えてくれた」という経験を積み重ねることで、より信頼関係が深まります。
犬が飼い主に喋りかけている時に見せる仕草や行動4つ
では、犬が飼い主の喋りかけている時、どのような仕草や行動を見せるのでしょうか。喋りかける時のボディランゲージを理解し、愛犬からの「お喋りしよう」サインにいち早く気付いてあげましょう。
1.じっと見つめてくる
静かにじっと見つめてくる愛犬に対して、「どうしたの?」と声をかける飼い主さんは多いでしょう。実はこの何気ない仕草も「お喋りしたいな」「かまってほしいな」の合図です。
じっと見つめることで飼い主さんに気付いてもらおうとしているのでしょう。なかなか飼い主が気付かないと飼い主の視界に入る位置に移動したり、よりわかりやすいアピールをしてくることがあります。
2.飼い主の周囲をウロウロ歩き回る
「飼い主さん、飼い主さん!」という声が聞こえてきそうなほど、愛犬が足元でウロウロと歩き回っていることはありませんか。これも飼い主とお喋りしたいがために見せる行動の1つです。
「飼い主さん、お喋りしよう」「飼い主さん、今忙しい?」と飼い主の様子を窺いつつ、コミュニケーションを取るタイミングを図っているのでしょう。
3.「アウアウ」「クゥーン」と鳴き声を出す
犬のコミュニケーション方法の1つとして、鳴き声を出すという行動は最もわかりやすいサインです。犬たちはさまざまな鳴き声を出すことがありますが、飼い主に向かって「お喋りしたいな」「お喋りしよう」と鳴いて訴えてくることもあります。
特に「アウアウ」と何やらひとりごとを言っているかのような鳴き声を発していたり、「クゥーン」と寂しげな声を出している時は飼い主のコミュニケーションを取りたい時に見せる鳴き声です。
こうした鳴き声を聞いた時は、「どうしたの?」「ちょっと待ってね」と少しでも良いので気にかけてあげましょう。
4.前足でトントンと叩いてくる
飼い主とお喋りしたい犬たちがよく見せる仕草に、前足でちょんちょんと飼い主を突いたり叩いたりしてくるというサインがあります。
この行動から飼い主側も何を訴えているのか察している方も多いと思いますが、「お喋りしようよ」「かまってほしいな」という合図です。
先にじっと見つめるというボディランゲージを紹介しましたが、このサインに気付いてもらえなかった時に見せることも多くあります。
鳴いて喋りかける時は鳴き方にも注目!
鳴くことで飼い主に喋りかけてくる時は、その時の鳴き方にも注目してみてください。鳴き方によって訴えている心理が異なることもあるからです。
例えば「クゥーン」と寂しげな鳴き声は、飼い主に対して甘えたりかまってほしいという気持ちを訴えていることが多いです。また、口元で「アウアウ…」と静かにひとりごとのような鳴き声を出している時は、何か不満を静かに訴えている可能性があります。
このように鳴き声によってその時の愛犬が訴えたいことが異なるため、鳴き声の出し方に注目して心理を察してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が飼い主に喋りかけている時、さまざまなサインを見せています。中には見逃してしまいがちな合図もあるので、こうしたサインになるべく早く気付き、愛犬とのコミュニケーションタイムを設けましょう。