ペットホテルの1日のスケジュール
今回ペットホテルのスケジュールの一例をご紹介しますが、もちろんホテルの形態や営業時間によって内容は変わります。あくまでもこちらはサンプルです。
近年はHP等で確認できますので、気になったペットホテルがあれば事前に確認されることをおすすめします。
起床・散歩・朝食・清掃 9:00~
朝いちばんに、まずは犬が体調不良を起こしていないか調べてから、散歩に行きます。安全のために、1頭ずつ散歩してくれるホテルもあります。
散歩の間に清掃をして、犬が過ごすスペースの衛生には気をつけます。
散歩の後は朝食です。ホテルにもドッグフードは常備されていますが、飼い主が持ち込んだごはんを与えるのが基本です。
犬同士の交流やトリミングなど 11:00~
日中は、ドッグランやくつろぎスペースで集まって過ごします。怖がりな性格の犬の場合は、その旨をホテル側に伝えると同時に、どのような過ごし方をするのかを事前に確認しておきましょう。
また、トリミングやしつけ教室などのサービスをしてくれるホテルもありますが、別料金になるのか問い合わせておきましょう。
散歩・夕食 17:00~
ドッグランで過ごす時間が長い犬は短縮されることがありますが、朝夕の散歩は必ず行います。犬が外でしかトイレをしない場合は、その旨をスタッフに伝えておきましょう。
夕食後は疲れてすぐに寝てしまう犬も多いです。
スタッフは店内の温度と湿度を管理して退勤し、24時間対応の店舗は夜勤スタッフに引き継ぎます。
犬を預ける際の注意点とは
ではここからは、犬を預けるために事前に確認しておくべきポイントと、犬を預ける当日に注意すべきことに分けて解説いたします。
サービスは良質かどうか調べる(事前)
利用するホテルの清潔具合はどのレベルか、生体販売がされている施設ならその子犬は健康そうかなど、必ず下調べをしてください。事前に見学をさせてくれる施設もあります。
旅先で人間の滞在先の近くに預けるという形にしたい場合、見学はできませんがホームページや電話でできるだけ調べてください。
最近は、預かり中の犬の様子を撮影して知らせてくれるサービスもあります。
ホテルの形態を調べる(事前)
ペットホテルを運営している施設として、ペットショップ、ペットサロン、しつけ教室、動物病院などがあります。
小さめの施設では犬の預かりは本来の業務と並行して行われますので、専門スタッフが少なく多忙な現場では、スタッフが犬から目を離しがちになってしまう場合もあり注意が必要です。
動物病院は、基本的に「入院」と同じ扱いで、散歩以外はケージで過ごす時間が長いです。持病がある犬や高齢で睡眠時間が長い犬の場合は、あまり退屈せずにすむでしょう。また、異変があったときにすぐに対応してもらえるといったメリットはあります。
犬の収容スペースの広さを確認しておく(事前)
基本的に、犬は箱型のケージ内でごはんや睡眠をとって過ごします。大型犬は広いスペースが必要なので、部屋になっている場合もあります。
小型犬でも複数なら広い部屋にまとめて滞在できることがあるので、事前に問い合わせてみましょう。
持病やアレルギーについて伝える(当日もしくは事前)
犬に持病やアレルギーがあれば、必ずスタッフに伝えてください。
この場合、ごはんは持ち込みがほとんどですが、ホテルが用意したおやつを与えられることがあるかもしれません。
また普段薬を飲んでいる犬には、事前に伝えておけば飲ませてくれることもあります。
狂犬病・混合ワクチン接種証明書を持参する(当日)
大勢の犬が集まる場所なので、当然ワクチン接種は必須です。
1年以内に接種したことが証明できるもので、病院で会計の際にもらう明細書でも可能なことがあります。
まとめ
ペットホテル滞在中や帰宅後に犬が体調を崩すことは珍しいことではありません。飼い主と離れて過ごすストレスの他に、食事やトイレなどの時間がいつもと違うことも関係しています。
旅先で人間と犬が別々に宿泊することになっても、日中は一緒に観光を楽しんで、朝夕のみペットホテルを利用するという形もあります。
施設によってさまざまなサービスやルールの違いがあります。まずは事前に色々検索して調べてみることをおすすめします。
やむを得ずホテルを利用する事態はありますが、なるべく犬と飼い主が一緒に過ごせるよう、自身の健康にも注意して生活してください。