愛犬が迷子になったとき飼い主がしてはいけないNG行為
愛犬が迷子になったときのことについて、飼い主としてきちんと考えておく必要があります。準備が足りないと、パニックになってしまって焦るあまり、してはいけない行為を思わずしてしまうかもしれません。
1.迷子犬の届け出をしないこと
愛犬が迷子になったとき、迷子犬の届け出をしないことは、飼い主がしてはいけないNG行為です。
(犬には帰巣本能があるから、そのうち帰って来るだろう…)という考えも持つ人もいらっしゃるようで、愛犬が迷子になっても届け出をしないことがあるのです。
実際には、全ての犬が帰巣本能を備えているわけではありません。お散歩コースを辿って帰ることができたり、ニオイを頼りに帰ることができたりする場合もあるというだけです。
迷子になった場所や理由によっても異なります。慣れない場所や見知らぬ場所から自宅に帰ることは困難です。パニックを起こして走り出し、見知らぬ土地に行ってしまうこともあります。
2.他人の協力を得ようとしないこと
愛犬が迷子になったとき、他人の協力を得ようとしないことは、飼い主がしてはいけないNG行為です。
飼い主や家族だけで探し出そうとしても、そう簡単には見つからないことがあります。他所のお宅の敷地内に身を潜めていたり、空き地の草むらや倉庫の中に隠れていたりすることがあるからです。
他人は、迷子の犬を見かけても保護をしないことがあります。見て見ぬふりをすることがあります。誰もが保護をしてくれるわけではありません。何の情報もない、どんな犬かも分からない、そんな犬に手を出すことに不安や恐怖を感じるからです。
チラシやSNSでたまたま見かけた犬を発見した時は、保護してあげようかな…という気持ちにさせられることがあります。
愛犬が迷子になったときの正しい対応
では、上記の内容でしてはいけない行為を把握できましたが、逆に飼い主がすべき正しい対応も確認しておきましょう。
迷子犬の届け出をする
愛犬が迷子になったときは、最寄りの保健所・警察署・最寄りの交番・役所・保護施設などに迷子犬の届け出をしましょう。
直接行ってもよいですし、電話連絡でもよいです。「迷子犬の届け出をしたいのですが」と伝えればOKです。必ず飼い主本人が届け出てください。
他人の協力を得る
愛犬が迷子になったときは、他人の協力を得る努力をしましょう。遠慮することはありません。恥ずかしいことでもありません。迷惑になるから…なんて考えなくても大丈夫です。
チラシを作成し、迷子になった場所から半径1.5kmほどの範囲に配るとよいです。スーパーやコンビニやドラッグストアなど、人が多く集まる場所がおすすめです。
お店の場合、無関係なチラシを貼り付けることができない場合もあり、断られてしまうことがあります。どのような場所であっても、チラシを貼り付ける時は、必ず許可をもらいましょう。
SNSでの発信もおすすめです。より多くの人の目に止めることができます。ただし、焦るあまりについ自分の個人情報を晒してしまうなど、危険な使い方はしないように注意する必要があります。
ペット探偵に依頼する
24時間受付対応しているペット探偵に依頼する方法もあります。地元にない場合でも大丈夫です。日本全国どこでも出張してくれるペット探偵に依頼することも可能です。
一説によると、犬では70%以上の発見率だそうです。犬の本能や習性に詳しいペット探偵だからこそ探し出せることもあります。飼い主がただ闇雲に探すよりも確実な方法なのではないでしょうか。
まとめ
愛犬が迷子になったとき飼い主がしてはいけないNG行為を2つ解説しました。
- 迷子犬の届け出をしないこと
- 他人の協力を得ようとしないこと
我が家の愛犬は元保護犬です。私は保護犬の届け出をしましたが、保護した期間である1年もの間、該当する迷子犬の届け出は一切ありませんでした。
知り合いのチワワが二度も脱走して迷子になりましたが、チラシとSNSを見たという方からの情報によって、一度目は10日、二度目は2週間で帰宅することができました。
愛犬が迷子になったとき、迷子犬の届け出をすること、他人の協力を得ることは、本当に大切なことだと思います。
そして、愛犬の首輪やハーネスには、必ず鑑札または迷子札を装着しましょう。外れることのないマイクロチップであれば、より確実に飼い主の元に帰ることができます。