愛犬の「催促サイン」とは
愛犬が飼い主に催促したいときにするサインにはどのようなものがあるのでしょうか。
1.飼い主に向かって吠える
飼い主に向かって吠えるのは、愛犬の催促サインです。
- お散歩まだなの!?
- ごはんの時間過ぎてるよ!
- 早く一緒に遊ぼうよ!
- おやつくれるって言ったのに!
このように催促したくて吠えることがあります。
愛犬から急に吠えられて驚いたことはありませんか? 普段は吠えないのに…という時こそ、何か催促したいことがあるのではないでしょうか。
飼い主がすべきベストな対応は、お散歩や食事はなるべく毎日同じ時間であることです。そうすれば、犬が催促することはありません。
そして、しつこく吠えるからといって、「うるさい!」と怒らないことが大切です。
2.突進してくる
突進してくるのは、愛犬の催促サインです。
突進する前にも何等かの催促サインを出していたはずです。あまりにも静かなサインであったため、飼い主が気づけなかったのでしょう。
どうしても飼い主に気づいてもらいたくて、体当たりしてみよう!と考えたのかもしれません。突進すれば絶対に気づいてもらえる、ということを分かっているのです。
飼い主の体にちょこんと頭をぶつけるような優しい突進をしてくる犬もいます。言いたいことがなかなか飼い主に伝わらない時、突進する力を少しずつ強める犬もいます。
我が家の中型犬はいきなり、まるでイノシシかのような突進をしてくるので、吹っ飛ばされそうになったことがあります。まさに諸突猛進なんです。愛犬が中型犬や大型犬である場合には十分にご注意ください。
超小型犬や小型犬である場合には、愛犬の方が怪我を負ってしまうこともありますので、催促するための突進はやめさせる、というのが飼い主がすべきベストな対応でしょう。
3.目の前におしりを向けて座る
目の前におしりを向けて座るのは、愛犬の催促サインです。
この催促サインには主に2つの理由があると思います。ひとつはブラッシングの催促、もうひとつは背中をカキカキしてほしいことの催促です。
犬は背中や腰の辺りを自分でカキカキすることができません。後ろ足が痒い部分にまで届きにくいのです。そのため、ブラッシングが大好きな犬もいますし、背中をカキカキされることが大好きな犬もいます。
飼い主とのスキンシップだと捉えている犬もいるため、なるべく応えてあげるのが飼い主がすべきベストな対応なのではないでしょうか。
ただし、ブラッシングやカキカキをされることが好きなだけならよいのですが、あまりにも催促される時は、皮膚に異常はないかどうか、皮膚病になっていないかどうか、ぜひチェックしてあげてくださいね。
4.顔や口元を舐める
顔や口元を舐めるのは、愛犬の催促サインです。
ごはんやおやつなど、食べ物を催促したいのです。これは、母犬に食べ物をおねだりしていた時の名残なのではないかと言われています。
催促したいことが食べ物ではない場合もあり、見極めるのは意外と難しいものです。
人は犬に顔や口元を舐められることをあまり好みません。そのため、やめさせるために催促に応えてしまう飼い主もいらっしゃると思います。愛犬はそのことをよく分かっているのではないでしょうか。
飼い主がすべきベストな対応は、決められた量のごはんやおやつを与えるということです。催促されたからといって、必要以上に与えていると、愛犬を肥満や病気にさせてしまいますのでご注意ください。
まとめ
愛犬の催促サインを4つ解説しました。
- 飼い主に向かって吠える
- 突進してくる
- 目の目におしりを向けて座る
- 顔や口元を舐める
愛犬から可愛い仕草や行動で催促されると、つい応えてしまうことがあると思います。
今は応えてよいタイミングなのか、わがままな犬にさせないための見極めが必要なのではないでしょうか。