犬が飼い主に「行かないで」と伝えている時のサイン
外出しようとしたときに、普段とは違う様子で珍しい動きをしている愛犬を目にすることはありませんか。もしかしたら「行かないで!」というサインかもしれません。
1.後をついて回る
犬が飼い主の後をついて回るのは、「行かないで」と伝えている時のサインです。
朝起きてから外出するまでの間、あちらこちらと移動する飼い主の後を静かについて回ります。飼い主の顔を見上げ、しっぽが下がっているのが特徴です。
上目遣いであったり、チラチラとアイコンタクトをしたり、(出かけちゃうのか…)と、寂しい気持ちが表情にも出ていると思います。
2.扉の向こうからそっと覗いている
犬が飼い主のことを扉の向こうからそっと覗いているのは、「行かないで」と伝えている時のサインです。
女性の飼い主が寝室でメイクをしている時、中へは入ろうとせず、扉の向こうからそっと見守ることがあります。自分は一緒に連れて行ってもらえないこと、いつも通りお留守番であることを分かっているからです。
どんな服を着るかによって、飼い主がどこへ行くのか、犬は理解することができると言われることがあります。仕事に行く時の服、お散歩に行く時の服を見分けることができ、外出することやお留守番であることまで理解できてしまうのだそうです。
3.ケージやベッドから出てこない
犬がケージやベッドから出てこないのは、飼い主に「行かないで」と伝えている時のサインです。
体をキュッと小さく丸めて寝ているのが特徴です。こんな愛犬の姿を見たらどうでしょう。具合が悪いのではないか…と心配するのではないでしょうか。
仮病を使うことで、飼い主を引き留めることができるのではないか、と考えているようなのです。
4.通せんぼうする
犬が飼い主を通せんぼうするのは、「行かないで」と伝えている時のサインです。
扉の前に寝転がって開かないようにしたり、廊下のど真ん中に寝転がったり、玄関の扉の前で通せんぼうするなどします。
玄関の前はとくに困りますよね。愛犬が外に飛び出してしまうのではないかとヒヤヒヤしますし、急いでいる時ほど叱ってしまうこともあるのではないでしょうか。
5.見つからないように隠れる
犬が飼い主に見つからないように隠れるのは、「行かないで」と伝えている時のサインです。
愛犬の姿が見えない時、「どこ行った!?」と探し回るでしょう。姿を見るまでは安心して出かけることもできません。外に出て行ってしまったのではないか、と不安にもなるでしょう。
外出すること、お留守番であることは十分に分かっているけれど、飼い主を引き留めたい気持ち、気を惹きたい気持ち、構ってもらいたい気持ちがあるのです。
6.吠えまくる
犬が吠えまくるのは、飼い主に「行かないで」と伝えている時のサインです。
飼い主の気を惹くために吠えることがあります。飼い主と離れることが不安で吠えることがあります。おやつをもらえるかもと期待して吠えることがあります。どこかのタイミングで、「吠えれば構ってもらえる」「吠えればおやつをもらえる」と学習してしまったのです。
不安で吠えまくる犬の場合、分離不安症なのではないか、ということも考えなければなりません。吠えること以外の問題行動は起きていないでしょうか。
飼い主の外出やお留守番に極度の不安を抱える犬には、家具や物を噛んで破壊したり、自分の手足やしっぽを噛んで自傷したり、わざと粗相をするなどの問題行動が見られることがあります。
まとめ
犬が飼い主に行かないでと伝えている時のサインを6つ解説しました。
- 後をついて回る
- 扉の向こうからそっと覗いている
- ケージやベッドから出てこない
- 通せんぼうする
- 見つからないように隠れる
- 吠えまくる
ただ静かに「行かないで」と伝える犬もいれば、飼い主に心配をかけることで「行かないで」と伝える犬もいます。
また、「行かないで!」と吠えまくるなど、何としてでも飼い主を行かせたくない犬もいます。みなさんの愛犬はどんな伝え方をするタイプでしょうか。