「心が強くない犬」が見せる仕草や行動とは
あなたの愛犬はどんな性格をしていますか?
犬は犬種によって気質に特徴がありますが、同じ犬種でもマイペースだったりとても活発だったりなど、さまざまな性格の犬がいますよね。
今回は「心が強くない犬」がよく見せる仕草や行動を紹介します。愛犬に当てはまる点がないか、ぜひチェックしてみてください。
1.吠える
不安や恐怖を感じやすい犬は、よく吠える傾向にあります。
吠える犬に対して「気性が荒い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は怖がりな犬ほど自分の身を守るためによく吠えてしまうのです。
自信があって落ち着いている犬は、むやみに吠えることはありません。
2.震える
ネガティブな性格の犬は、不安を感じやすいため普段から震えることが多いでしょう。
ただし、犬は痛みや体調不良でも震えることがありますので、理由なく震えることが続いたら動物病院で診察を受けるようにしてください。
3.上目遣いをよくする
心が強くない犬は、不安そうな表情で上目遣いをすることが頻繁にあるでしょう。このように、犬が不安そうな表情で白目を見せている状態のことを「クジラ目」と呼びます。
クジラ目は犬が不安やストレスを感じているサインです。ネガティブな性格の犬は飼い主の様子を伺うことが多いため、クジラ目になりやすいともいわれています。
4.尻尾を下げる
犬は不安や悲しみを感じると、尻尾を下げる仕草をします。
犬の尻尾は感情がよく表れる部分です。ポジティブな性格の犬はいつも楽しい気分でいるので、尻尾がピンと立っていることが多いでしょう。
一方、ネガティブな性格の犬は不安やストレスを感じやすいため、尻尾が下がっていることが多くなってしまいます。
ネガティブな性格のワンコと接する時に注意すべきこと
ネガティブな性格の犬に接する時は、大らかな性格の犬に接する時よりも少し慎重にならなくてはいけません。具体的にどう注意すべきなのか、ご紹介します。
大きな声や低い声で話しかけない
ネガティブな性格の犬には、大きな声や低い声で話しかけないようにしてください。犬にとって大きな声や低い声は相手を威嚇する時に使うものです。
これはどんな性格の犬にも共通することですが、特にネガティブで繊細な犬に対しては意識して高めの優しい声で話しかけるようにしましょう。
いきなり触らない
たとえ飼い主であっても、愛犬が怖がりな性格の場合はいきなり触らないようにしましょう。
大らかな性格の犬なら急に触られても動じないことが多いですが、怖がりな犬は飛び上がるほど驚いてしまうことがあります。怖がりなワンコには声をかけてから触るようにしてください。
甘やかしすぎるのもNG
愛犬がネガティブで繊細だからといって、甘やかしすぎるのは接し方としてよくありません。犬を甘やかしすぎると、分離不安や飼い主への依存に繋がります。
犬は信頼できる相手から躾をされたほうが精神的にも落ち着きますので、可愛がる時とはメリハリをつけて躾をしっかり行うようにしてください。
まとめ
「心が強くない犬」が見せる仕草や行動、接し方の注意点をご紹介しました。
犬のネガティブな性格は、飼い主が犬に成功体験をさせて褒めてあげると改善されることがあります。「芸ができた」「他の犬に吠えなかった」など、どんなことでも良いので愛犬に自信をつけてもらいましょう。
とはいえ、犬も人間と同じように性格はさまざまです。ある程度は個性だと受け入れて、その性格と付き合っていくことも大切なのかもしれません。心が強くない愛犬との接し方に悩んでいる人は、この記事を参考にしてくださいね。