散歩中に他人とすれ違う時によくあるトラブル
犬にとって外の世界は刺激的で、好奇心をくすぐるものばかりです。すれ違う犬や通行人に強い興味を示すこともありますよね。
散歩中に他人とすれ違う際には、このようなトラブルに注意したいです。
- 他人に吠える
- 他人に飛びつく
- 他人の目の前に座り込む、など
このような犬の行為は、たとえ好意的な行動であってもやめさせなければなりません。犬同士でもよく起こり得るトラブルですが、見知らぬ他人にケガを負わせてしまったり迷惑を掛けてしまう恐れがあります。
散歩中に愛犬が他人に興味を持ちすぎてしまう理由とは
楽しく散歩をしたいのに、愛犬が他人ばかりに興味を持ってしまうとなかなか進行できずに困ることがありますよね。また、他の通行人から怪訝な顔をされて申し訳ない気持ちになった経験のある人もいることでしょう。
ここからは、散歩中に愛犬が他人に興味を持ちすぎてしまう場合に考えられる理由について解説します。
1.構ってもらえると思うから
一番の理由は「構ってもらえる!」と思うからです。人懐こいタイプの犬であれば、犬や人を見つけるだけでリードを引っ張って近づこうとしますよね。
そんな可愛い犬を見て「こんにちわ」「可愛いですね!」と声を掛けてくる人もたくさんいるかと思いますが、その声掛けによって犬は「構ってもらえる」と学習しています。
他人に警戒心を持たないことは、決して悪いことではありません。しかし、自転車やバイクに乗る人にも近づいたり、急に近づいて恐怖心を与えるような行為はやめさせるべきでしょう。
犬が他人に飛びついたり、その場から動かなくなったりする行為も避けたいものですね。
2.気になって観察してしまう
やたら他人に興味を示す犬は、人に対して色々なことが気になっているのかもしれません。その場でジッと立ちすくみ、耳をピンと立てている場合はその人を観察している可能性が高いです。
人通りが多い道には背の高い人がいれば、子連れの人やたくさんの荷物を抱えた人など色々な人がいます。すれ違う他人が犬にとって危険な相手なのかどうか、それを見極めようとしているのかもしれません。
警戒心が強い犬であれば、そのような人が多い場所では落ち着いて散歩ができないかもしれません。人通りの少ない散歩コースに変更をして、しばらく様子見をしてみるといいですね。
3.誰かに似ていると誤解する
普段あまり他人に興味を持たない犬が、急に特定の誰かに興味を持つことがあります。ジッと観察をしたり、尻尾を振って近づく場合は、誰かに似ている人物なのかもしれません。
全然知らない他人なのに、犬が「お父さんがいたよ!」などと喜んでいることもあります。その場で動かなくなったり、何度も振り向いていたりする時は誰かと勘違いしているのかもしれないですね。
トラブルを回避する方法
他人に興味を示す程度なら大きな問題になりませんが、吠える行為や飛びつき行為など、相手に迷惑を掛けてしまう行為は止めさせなければなりません。
このようなトラブルを回避する方法としては、次のようなものがあります。
- リードを短く持つ
- 名前を呼ぶ
- フードを与えて誘導する
- 上手に歩けたら褒める
- 人ごみを避けて散歩をする
まずは飼い主の手で愛犬をしっかりコントロールすることが重要です。人がいない場所なら構いませんが、他人が近づいてきた時はしっかりリードを短く持ちましょう。
大興奮してしまう犬には「おすわり」「待て」で静止させます。おやつを与えて、興奮状態になる前に落ち着かせるよう心がけてください。そして、できたら褒めてあげましょう!
散歩中に興奮しすぎたり、逆に警戒心を持ってしまったりする場合は人ごみを避けて散歩をするようにしてみてください。犬に声がけをして落ち着かせることができるようになれば、少しづつ散歩もスムーズにできるようになります。
まとめ
愛犬との散歩は楽しく行いたいですよね。色々な人がすれ違う中で、他人とのトラブルを発生させないようぜひ最善を尽くしましょう。
犬が何を好んで嫌がっているのかも、じっくり観察をしながら散歩を楽しんでみてください。