体臭が出やすいワンコ…考えられる原因は?
犬には体臭が出やすいワンコとそうでないワンコがいます。犬種ごとの特徴や遺伝的な要因も大きく、飼い主のケアによって改善することが可能です。
体臭が出やすいワンコは、主に以下のような原因が考えられます。
- ダブルコートで被毛が密着しているため通気性が悪い
- シワの部分が蒸れて細菌繁殖しやすい
- 被毛が長く排泄物が被毛に絡まりやすい
- 遺伝的に皮膚からの分泌物が多い
以上の特徴を持つ犬種は体臭が出やすいため、毎日体臭がひどくならないよう、こまめにケアしてあげることが大切です。ケアしてあげることは体臭だけでなく、皮膚のケアなどにもつながるため毎日の日課として行いましょう。
体臭が出やすい?「体が臭い」といわれやすい犬種4選
では、一般的に体臭が出やすいといわれているのはどのような犬種でしょうか。ここでは「体が臭い」と言われがちな犬種を紹介するので、当てはまるワンコを飼っている方は、日々のケアを念入りに行いましょう。
1.パグ
パグは元々皮膚からの分泌物が多く顔にシワが多いため、シワの間に汚れが溜まりやすく、体臭がひどくなりがちです。
また、よだれの量が多いワンコも多く、よだれによって口臭がひどくなるケースも見られます。皮膚のケアはもちろん、口内ケアもしっかり行いましょう。
2.コッカースパニエル
コッカースパニエルは皮脂の分泌量が多い上、ダブルコート犬種であるため体臭が気になりやすい犬種として知られています。また、被毛が長いワンコは毛に汚れがつきやすいという点も体臭悪化につながる原因となりやすいです。
さらに、長い垂れ耳が特徴的なので耳の中に汚れが溜まってしまい、そこから体臭を放つこともあります。定期的にシャンプーしたり毎日のブラッシング、さらに耳のケアを行いましょう。
3.フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグもパグと同様にシワに汚れが溜まりやすく、分泌物の量も多い犬種です。また、ダブルコート犬種に属するため、被毛が生え変わる時期は派手に抜けます。アトピーやアレルギーになることも多い犬種です。
パグと同じように毎日シワの汚れを軽く拭き取ってあげたり、スキンシップも兼ねてブラッシングを行ってあげることで、体臭を緩和することができます。
4.ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーは被毛が長くダブルコート犬種でもあるため、体臭が強くなりがちです。外耳炎になることも多い犬種です。また体も大きいため、より体臭が伝わりやすいという点も「体が臭い」と言われることが多い理由の1つでしょう。
さらに、よだれの分泌量も多いため、口臭が悪化しやすい犬種でもあります。毎日のブラッシングや定期的なシャンプーはもちろん、口内ケアも毎日行ってあげましょう。
「体が臭い」と言われがちなワンコの改善対策は?
一般的に「体が臭い」と言われがちなワンコは、どのような対策をとることで体臭を改善できるのでしょうか。
- 月に1〜2回を目安にシャンプーする
- 毎日ブラッシングする
- シワの部分や目の周りの汚れを拭き取ってあげる
- 月に1回を目安に肛門腺絞りを行う
- 耳や口などの臭いが発生しやすい場所のケアを怠らない
以上のケアが基本的な体臭ケアとなります。すぐに改善されるわけではありませんが、毎日地道にケアを続けることで少しずつ体臭が改善されていくでしょう。
気になる方はかかりつけの動物病院などに相談し、体臭が改善される見込みのあるドッグフードなどを紹介してもらったり、あまりに酷い場合は検査を受けたりすることも可能です。
まとめ
いかがでしたか。体が臭いと言われがちな犬種はダブルコートであったり、他の犬より皮脂の分泌量が多かったりと様々な理由が関係しています。毎日のケアを怠らずに続けることで、臭いを軽減することが可能です。面倒くさがらず毎日コミュニケーションを取りながら続けましょう。