お風呂やトイレの前に愛犬が…!経験ある飼い主は多い
お風呂やトイレに行った際、用が済んでドアを開けるとドアの前に愛犬が座って待っていた…という経験はありませんか。このような体験を持つ飼い主さんは数多くいると思います。
「いつからそこにいたの!?」「なんでドアの前にいるの?」と疑問が生まれますが、彼らは飼い主の後を追ってお風呂やトイレの前で待っている間、どのような気持ちでいるのでしょうか。
愛犬があなたのお風呂やトイレを待つ心理4つ
ここでは、愛犬が飼い主のお風呂やトイレをドア前で待つ心理を解説します。忠実で可愛らしい理由に思わずほっこりしてしまいますよ!
1.どこに行ったのか確認している
愛犬が飼い主のお風呂やトイレを待つ心理として、最も大きな理由が飼い主の居場所を確認するためです。「さっきまで隣にいたのに、どこに行ったのだろう」と不思議に思っているのでしょう。
また、犬はもともと仲間と群れで行動していた動物です。そのため野生本能が働き、仲間である飼い主を無意識に追ったり探したりしているとも考えられます。
2.飼い主のしていることが気になる
ドアの中で飼い主が何をしているのか気になっているという犬も多くいます。犬は聴覚が優れているため、ドアの前で聞き耳を立てて中の様子を探っているのでしょう。
トイレなどは少しだけ恥ずかしい気もしますが、犬にとっては飼い主を知るために重要な情報です。「飼い主さん、何をしているのかな」「楽しいことかな」と想像しながら楽しんでいるのかもしれませんね。
3.飼い主の無事を確認している
先ほどもお話しした通り、犬はもともと集団行動していた動物です。仲間意識や共感能力が高く、それゆえに仲間の無事を確認する習性も持ち合わせています。
そのため、飼い主の姿が見えなくなると飼い主の後を追って、無事かどうかを確認するためにドアの前で聞き耳を立てている犬もいるでしょう。
お風呂が苦手な犬の場合は、「飼い主さん、お風呂に入ったけれど大丈夫かな。怖くないかな」と自分のことのように心配しているのかもしれません。
4.ひとりの心細さや寂しさを紛らわせている
寂しがりやな犬や甘えん坊な犬の場合は、ひとりでいることに心細さや寂しさを感じやすいです。トイレやお風呂という短時間であっても「できるだけ飼い主さんの側に」と考える犬は多いでしょう。
また、普段から飼い主の後ろをついて回っている犬は、自然と飼い主の後をついていってしまうこともあります。こちらもやはり飼い主と一緒にいたいという気持ちを紛らわすために、お風呂やトイレを待っていると考えられます。
あまりにも離れたがらない場合は『分離不安』の疑いも
可愛らしい理由でトイレやお風呂までついてくる愛犬たちですが、あまりにも飼い主の後をついてまわり、「早く出てきて!」と鳴いたり騒いだりするようであれば、『分離不安』の可能性が疑われます。
分離不安とは、飼い主の姿が見えなくなることで極度の不安やストレスを感じてしまう症状です。強いストレスを感じることで体調不良や問題行動につながったり、中には自傷行為に及ぶ犬もいます。
分離不安を疑うような習慣や行動が見られる場合は、日頃から少しずつお互いにひとりで過ごす時間に慣れていき、徐々に適度な距離感を保てるよう習慣化していくことが大切です。場合によっては獣医師に相談してみても良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。愛犬が飼い主さんのお風呂やトイレを待つ心理は、「何しているのかな?」「どこにいるのかな?」と子どもが親を探すような可愛らしい理由でした!しかし、あまりにも後追いがひどい場合は、分離不安も疑われるので早めに対処しましょう。