人が一度犬を飼うと犬無しでは生活できなくなる理由
犬無しでは生活できなくなる理由にはどのようなことが当てはまるのでしょうか。
1.犬に合わせた生活リズムになるから
犬と暮らしている人のほとんどが、朝は早起きして散歩をしています。天気が悪くても1年中散歩をしてごはんをあげなくてはいけないので、早寝早起きの習慣がつきます。
散歩以外でも犬用の食事やグッズを買いに行くので運動量が増えます。自然と太陽の光を浴びて新鮮な空気を吸うことになり、犬と暮らすと健康的になると言われています。
そんな犬に合わせた生活が10年以上続きますが、犬がいなくなるともう規則正しい生活をする必要はなくなります。
生活リズムが狂って運動不足になると、当然体調が悪くなります。そのため「もう一度犬を迎えよう」と思う人が多いようです。
2.犬が孤独を解消してくれるから
犬は人の表情や感情を読み取るのが得意な動物です。飼い主が悲しい、寂しいと感じているときに寄り添ってくれる犬は多いです。
犬を撫でたり抱き着いたりすると、脳内ではオキシトシンが分泌されます。「幸せホルモン」と呼ばれ、犬も人も幸せな気分になれます。
ところが、犬がいなくなると幸せホルモンが分泌されることも減ってしまうので、逆に孤独を感じやすくなってしまいます。
3.犬を通して交友関係ができるから
犬を迎えると、いわゆる「犬友」ができやすいです。散歩中に犬を連れた人同士では声をかけやすく、情報交換をしたがるので交友関係が広がっていきます。
しかし、犬がいなくなると人づきあいもなくなり、孤独を感じやすくなってしまいます。そのため「やっぱり犬がいたほうが良い」と思う人が多いです。
4.犬のために働くことになるから
犬を飼うにはお金がかかります。人間だけで生活するのもお金はかかりますが、犬がいると「この子のために稼がなきゃ!」という気持ちになれます。
犬を連れていける職場であれば仕事中にも視界に入るので、モチベーションが上がりますね。
ところが犬がいなくなると、そこまでがんばる必要がなくなるので空虚感に襲われます。働く目的がないのは辛いので、「また犬を飼おう」という気になる人が多いようです。
犬と暮らすと健康になれる!
犬と暮らす人は心臓や血管の病気になる確率が低くなるという研究結果が出ています。犬と一緒に散歩をし、精神的にも満たされることが健康に繋がっているようです。
散歩は有酸素運動で下半身の筋力強化やむくみ解消などの効果があり、座っていることが多い現代人にはおすすめとされています。
散歩に犬が加われば足元の植物や景色にも目を向けることができ、リラックス効果も期待できます。
ペットロスになるのは普通
愛犬がいなくなると喪失感に襲われるだけでなく、生活リズムや環境も変化するので飼い主にはとてもストレスになります。
多頭飼育で一頭が亡くなった場合、他の犬も元気がなくなることがあります。仲間と群れで暮らす性質があるのは人間と似ており、人間と一緒に暮らしやすい動物です。
少子化や核家族化の影響で、犬を人間の家族同様に扱う人が増えています。ですがかわいがっているとその分いなくなったときのショックは大きくなります。
犬がいなくなった直後にペットロスになるのは普通のことです。しかし長期期間落ち込んだり体調不良が続いたりするのは行き過ぎと言えます。
犬と人間は別物だという線引きをし、愛犬に依存しすぎないことも必要です。
まとめ
獣医学が発達しても犬は人間のように長生きはできません。ペットの死を経験すると「こんな思いはしたくないから飼わない」「亡くなった子に悪いから飼わない」という人もいます。
どうするのかは個人の自由ですが、新しい子を迎えてペットロスが乗り越えられることもあります。
犬と人間が暮らすと互いに健康で幸せになれます。後悔のないように日頃から思い切りかわいがってあげてください。