犬は飼い主が帰ってくるのを予知できる!?
愛犬が、飼い主の帰宅を予知しているのでは?と思える行動をしていることはありませんか?
急に愛犬がソワソワし始めたり、玄関で待ち構えだしたかと思ったら、外出していた家族が帰宅して驚いたことがある人は多いでしょう。
「愛犬が飼い主の帰宅を予知した」というエピソードは数多くあり、飼い主が帰宅するのを犬が何らかの方法で察知しているというのは事実のようです。
犬が飼い主の帰宅を判断している要素とは
では、犬はどのような方法で飼い主の帰宅を判断しているのでしょうか。
1.音
犬は飼い主が出す「音」を敏感に聞き取って帰宅を察知しています。
人間よりはるかに優れた聴覚を持っている犬は、遠く離れた場所にいる飼い主が出す音でも聞き取ることが可能で、だいたい1km先くらいの音なら感知できるようですよ。
もちろん人間にはその音は聞こえないので「お父さんが帰ってくる!」と犬が騒ぎ始めても、家にいる家族は「なんで分かるの?」と驚いてしまうでしょう。
犬が飼い主の帰宅を予知する音として代表的なのは、次のような音です。
- 車のエンジン音
- 足音
- 鍵の音
犬は飼い主の車の音、足音をしっかり覚えているんですね。
2.ニオイ
犬は「ニオイ」でも飼い主の帰宅を予知することができます。
聴覚よりも優れているのが犬の嗅覚です。犬の嗅覚は人間の数千倍~1万倍以上の力があるため、遠く離れた場所のニオイでも嗅ぎ分けることができます。毎日嗅いでいる大好きな飼い主のニオイなら、よりその精度は高くなるはずです。
犬の能力の高さには驚かされてしまいますね。
3.他の家族の行動
犬は家にいる「他の家族の行動」を見て、外出している飼い主の帰宅を予知することがあります。
例えば、旦那さんが帰宅する時間に奥さんが夕飯の準備をするのが習慣になっていると、犬は「お母さんがご飯の準備をしだしたらお父さんが帰ってくる!」と学習するようになります。
毎日同じ時間に同じ行動を取っていれば、次第に犬は奥さんが夕飯の支度をし始めると玄関で旦那さんの帰宅を待つようになるでしょう。
このように、犬は他の家族の行動パターンから外出中の飼い主の帰宅を予想することができます。犬は人間の行動をとてもよく観察しているのです。
4.体内時計
犬は自身が持つ「体内時計」で飼い主の帰宅を予知している場合があります。
犬がご飯の時間や散歩の時間になるとおねだりをしに来るのは、かなり正確な体内時計を持っているからです。
飼い主の帰宅時間がだいたいいつも同じくらいなら、犬は体内時計によって「そろそろご主人が帰ってくるはずだな」と予知することができます。
まとめ
犬が「飼い主が帰ってきたこと」を予知できる理由をご紹介しました。
遠く離れた場所にいる家族の音やニオイを察知するなんて、犬の能力の高さには驚いてしまいますね。
「ご主人が帰ってきた!」と帰宅する前から喜ぶ犬の姿は、なんともいじらしくて愛おしく感じます。
帰宅したら、お留守番を頑張っていた愛犬をしっかり褒めて「ただいま」と声をかけてあげましょう。