愛犬の死を克服する「4つのヒント」 ペットロスから抜け出せない人に伝えたい考え方

愛犬の死を克服する「4つのヒント」 ペットロスから抜け出せない人に伝えたい考え方

昔は番犬として飼われていた犬ですが、今は「家族の一員」と言える存在になっています。そして現在の犬の平均寿命は約15年で、40年前と比べると2倍も長く一緒に過ごせるようになりました。家族の一員として長年共に暮らした愛犬の死は、飼い主にとってとてもつらく悲しいものであり、愛犬の死をなかなか克服できない人も少なくありません。この記事では、愛犬の死を克服するヒントをご紹介します。

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愛犬を愛した飼い主の誰もが経験するペットロス

犬の手を握る人の手

ペットロスとは、ペットを失った悲しみのことを言います。そのためペットロスは、愛犬を家族として愛した飼い主なら誰でも経験することと言えるでしょう。

ペットロスになると

  • 気分の落ち込み
  • 涙が止まらない
  • 後悔
  • 罪悪感
  • 無気力
  • 倦怠感
  • 摂食障害(拒食や過食)
  • 睡眠障害
  • 幻聴
  • 幻覚
  • 頭痛
  • めまい
  • 胃痛

など、心身にさまざまな反応が起こりますが、こうした反応が長期化し生活に支障が生じるようになった場合は「ペットロス症候群」と呼ばれることもあります。

ペットロスにおける反応や回復までにかかる時間は人それぞれ異なり、ペットロスからなかなか抜け出せない人もいます。そこで今回は、愛犬の死を克服するヒントをご紹介したいと思います。

愛犬の死を克服するヒント

悲しみに暮れる女性

1.ゆっくりでいい

ペットロスによって心身にさまざまな反応が起こると「早く元気にならなくては」「早くペットロスを乗り越えなくては」と、焦ってしまうかもしれません。

しかし大切な愛犬を失った悲しみは、そう簡単に癒えるものではありません。焦らずゆっくりと悲しみを癒していき、最終的に愛犬の死を克服できればいいのです。

ペットロスから回復し、愛犬の死を克服するために必要な時間は人によって異なるので、自分のペースで少しずつ乗り越えていくことが大事です。

2.思い切り悲しむ

愛犬を失った悲しみを我慢してしまうと、ペットロスが長期化すると言われています。悲しいときは我慢をせずに、たくさん涙を流して思い切り悲しみましょう。悲しみを解放することが愛犬の死を克服する第一歩です。

愛犬を失った悲しみを理解してくれる人が周りにいなかったり、「自分が泣いてばかりいると、あの子が成仏できない」と思い込んでいたりすると、悲しい感情を表に出すことを我慢してしまいがちなので注意しましょう。

3.悲しみを打ち明ける

愛犬を失った悲しみをひとりで抱え込んでしまっている人は、思い切って誰かに話してみましょう。

悲しい気持ちを誰かに打ち明け、悲しみを共有することができれば、心が軽くなります。また人に話すことで気持ちが整理されて、それが愛犬の死の克服に繋がるかもしれません。

話す相手は気持ちを共有してくれる友人や家族、ペットロスを経験している人にしましょう。ペットロスの経験者に話を聞いてもらった場合は、有益なアドバイスをもらえる可能性もあります。

ペットロスに理解のない人に話すと「たかが犬でしょ?」というような心無い言葉をかけられて、心が傷ついてしまう可能性があるので注意が必要です。

4.専門家に相談する

愛犬の死の悲しみからなかなか抜け出せず、自分ではどうにもならないと感じたら、ペットロス専門のカウンセラーに相談することを検討してください。

専門的な知識や経験に基づいたカウンセラーからのアドバイスは、ペットロスからの回復、そして愛犬の死の克服に導いてくれるでしょう。

ペットロスによって食欲不振や不眠が続いていたり、日常生活がままならない状態に陥っていたりする場合は、薬の処方が必要かもしれません。早めに心療内科や精神科を受診しましょう。

まとめ

犬の遺影とユリ

いつか必ずお別れのときはくると分かっていても、大切な家族の一員として愛した愛犬の死はつらく悲しいものです。愛犬の死を克服することは簡単ではなく、愛犬を失ったショックが大きいほど克服に時間がかかるとされています。

愛犬の死を克服するためには、焦らずゆっくりと悲しみを癒していくことと、感情を押し殺さないことが大切です。穏やかな気持ちで「あの子と一緒にいられて幸せだった」と思えるようになる日まで、思い切り悲しんだり、悲しい気持ちを誰かに打ち明けたりしながら、自分のペースで悲しみを癒していきましょう。

もし自分ではどうにもならないと感じたら無理をせず、専門家を頼りましょう。

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