1.体罰を与える、怒鳴りつける
愛犬との接し方で、最もしてはいけないNG行為として挙げられるのが、「身体的・精神的苦痛を与えること」です。
具体的には、叩く・蹴るなどの暴力を振るって体を痛めつけることや、感情的に怒鳴りつけることなどが挙げられます。心身に痛みを感じさせる行為は決して許されることではありませんし、愛犬との関係性を悪化させる原因にもなります。
犬が飼い主さんを怖がって委縮し続けると、強いストレスを感じさせることになります。犬への体罰は絶対に行わないようにし、叱るときにも感情的に威圧したり怒鳴りつけたりすることは避けましょう。
2.無視をする
犬は、飼い主さんとのコミュニケーションに喜びや幸せを感じます。そのため、飼い主さんと遊んだり、かまってもらったりすることを求める行動を取る犬は多いでしょう。
そのため、飼い主さんがほとんど家にいる時間が少なかったり、家にいてもかまってもらえなかったりすると、非常に寂しい思いをしてストレスを抱えるようになってしまいます。
犬は飼い主さんのそばにそっと近寄ってきたり、飼い主さんのことを見つめたり、とさりげなく「かまって」「こっち向いて」とアピールすることがあります。しかし、忙しく過ごしていたり、スマホやテレビに夢中になっていたりすると、自分の気持ちに気がついてもらえず傷ついてしまうこともあるでしょう。
3.強引にスキンシップをする
前述した通り、犬は飼い主さんとのコミュニケーションやスキンシップが大好きです。しかし、それはどんな形でもいいというわけではありません。
犬が寝ているときや休んでいるときに突然触ったり抱き上げたりすると、犬は驚いてしまいますしストレスもかかります。また、ハグやキスなど強引なスキンシップを苦手に感じる犬も少なくありません。
本当に喜ぶスキンシップをするために、日頃から愛犬の反応をよく観察してみてください。スキンシップをとっているとき、さりげなく離れようとしたり触られるのを避けたりする様子が見られたら、(もしかしたら嫌がっているのかも…)と考え、接し方を改善するようにしてみてください。
4.甘やかしすぎる
愛犬のことを家族と思い、大切にしている家庭はたくさんあると思います。しかし、愛情があり過ぎるあまり、ついつい過剰にあまやかしてしまうということもめずらしくありません。
しかし、人間用のご飯をおすそわけしてもらったり、必要なしつけをされずに甘やかされて育った犬は、社会性が身につかず、他の犬と上手く関われなくなったり、肥満になって病気にかかったりしてしまうこともあります。
これは結果的大切な愛犬を不幸にしてしまうこともあるので、まずは犬のことを考え、優しくすることと甘やかすことの違いをしっかりと認識した上で接することが大切です。
まとめ
犬にとって、飼い主さんの存在は非常に大きいものです。そんな飼い主さんとの関わりは、犬の生活はもちろん、性格形成や健康状態さえも左右してしまうことがあります。
この記事で紹介した愛犬へのNG態度は無意識でとってしまうこともあるので、十分注意しましょう。
ぜひそのような態度を愛犬にしないように意識して過ごしながら、犬も飼い主さんも楽しくストレスのない生活を送ってくださいね。