犬が床でゴロゴロくねくねする理由
犬が床でゴロゴロしたりくねくねする時の心理にはどのような気持ちが隠されているのでしょうか。
1.マーキングしたい
犬が床でゴロゴロくねくねするのは、マーキングしたいからです。
その場所に自分のにおいをつけたいのです。「ここは私のテリトリーだよ」とアピールしたい場合もありますし、自分の存在そのものをアピールしたい場合もあります。
2.自分のにおいを取り戻したい
犬が床でゴロゴロくねくねするのは、自分のにおいを取り戻したいからです。
自宅でシャンプーをした後、トリミングサロンから帰宅した時、自分のにおいが他のにおいによって消されてしまっています。
そのことを不快に感じ、床に残った自分のにおいを体に擦りつけて取り戻そうとしているのです。
3.気分がいい
犬が床でゴロゴロくねくねするのは、気分がいいからです。
朝、気持ちよく目覚めることができた時、リビングにやってきた犬が床にゴロゴロくねくねすることがあります。お散歩から帰宅した時、ごはんを食べ終わった後にもよく見られます。
ゴロゴロくねくねしたその場所は、犬がよく体を擦りつけているのではないでしょうか。自分のにおいが染みついていることも理由ですが、気分がいい時、くつろぐ場所として気に入っているのだと思います。
4.飼い主や家族の注目を浴びるから
犬が床でゴロゴロくねくねするのは、飼い主や家族の注目を浴びるからです。
ゴロゴロくねくねする愛犬の写真や動画を撮ったり、飼い主が楽しそうにしていたり、家族みんなが笑顔になりますよね。犬もその様子を楽しんだり、喜んだりしているのです。
飼い主や家族が他のことに夢中になっている時、自分に注目してもらいたくて、構ってもらいたくて、注目を浴びることができる仕草や行動をするのです。
5.体に痒みがある
犬が床でゴロゴロくねくねするのは、体に痒みがあるからです。
背中が痒い時は、床に仰向けに寝転がる体勢でゴロゴロくねくねすることがあります。腰の辺りが痒い時は、床に仰向けに寝転がる体勢でおしりを振るようにゴロゴロくねくねすることがあります。
あまりにも痒そうにしている時は、体中の皮膚の状態を見てあげてください。赤みがあったり、脱毛があったり、傷ができて血が滲んでいることもあるかもしれません。
皮膚が乾燥したことによる一時的な痒みである場合もあります。脱毛が見られる場合や異常なにおいが感じられる場合には、皮膚病である可能性も考えることができます。早めに病院で診てもらいましょう。
6.構ってもらえて嬉しい
犬が床でゴロゴロくねくねするのは、構ってもらえて嬉しいからです。
犬が床に仰向けに寝転がる体勢でゴロゴロくねくねする時、ついお腹を撫でたくなりますよね。犬もそのことが嬉しいのです。お腹を撫でてもらえたこと、構ってもらえたことが嬉しくて、ゴロゴロくねくねするのは歓喜のダンスなのです。嬉しい気持ちを全身で表現しているのです。
自分からおねだりしたい時は、わざと飼い主の目の前にやって来て、床でゴロゴロくねくねすることがあります。愛犬の方から「スキンシップやコミュニケーションをしよう♡」と言っているのです。
愛犬が喜ぶ場所を優しくマッサージするように撫でてあげてください。血行の促進などメリットも多くあります。
まとめ
犬が床でゴロゴロくねくねする理由を6つ解説しました。
- マーキングしたい
- 自分のにおいを取り戻したい
- 気分がいい
- 飼い主や家族の注目を浴びるから
- 体に痒みがある
- 構ってもらえて嬉しい
犬が床にゴロゴロくねくねする時、体の痒みや皮膚の炎症には十分に注意して見てあげてください。犬の皮膚病は治りづらく再発しやすいものです。早期発見と早期治療が完治の鍵を握ります。