犬はどのような出来事や瞬間に喜ぶの？
犬は感情豊かな動物であり、仲間と一緒に時間を共有することに幸せを覚える社会性の高い動物でもあります。そんな犬たちは、あらゆる場面で喜びや嬉しさ、楽しみを感じています。
例えば、以下のような場面で喜びを感じている犬は多いです。
- 飼い主や好きな人に会えた時
- 美味しいごはんやおやつをもらった時
- 散歩に連れて行ってもらえる時
- 好きな遊びを飼い主がしてくれる時
- 飼い主が嬉しそうに（楽しそうに）している時
- できたことに対して褒められた時
皆さんも愛犬のこのような瞬間に心当たりはありませんか。犬によって喜びの表現方法はさまざまですが、喜びは仕草や行動で示していることが多くあります。
愛犬が「本気で喜んでいる時」に見せる仕草や行動5選
犬が本気で「嬉しい！」と喜んでいる時、どのような様子を見せているのでしょうか。ここでは、愛犬が「本気で喜んでいる時」に見せる仕草や行動を紹介します。
1.目を細めて力が抜けたような表情
愛犬がまるで人間が見せる笑顔のような表情を向けてくることはありませんか。目を細め、目尻を下げ、どこか力が抜けたような愛らしい表情は、本気で喜んでいたりリラックスしていたりする時に見られる表情です。
「嬉しいな」「安心するな」という気持ちが表情に現れているのですが、これは犬が長い年月を人間と共存してきたことにより、遺伝的に組み込まれた仕草であると考えられています。
また飼い主がよく笑う場合、その笑顔を日常的に見ているため、愛犬が飼い主の表情を無意識に真似て笑顔を作ることもあるようです。「ペットは飼い主に似る」といわれますが、このような経緯で似てくると思われます。
2.軽快にとび跳ねる
普通に歩いていても、どこかピョコピョコと体がとび跳ねるような動きをしていることはありませんか。また、駆け寄ってくる時にジャンプするように跳ねながら駆け寄ってくることもあるでしょう。
こうした行動を見せる時は、犬が本気で喜んでいたり楽しんでいたりしているサインです。あまりの喜びに、心と体が躍るような行動として現れているのでしょう。
3.頭を低くし前足を伸ばしてお尻を突き上げるような姿勢
頭を低くして前足を伸ばし、お尻を突き上げるような姿勢でこちらを見てくることはありませんか。一見、「警戒されてる？」と思いがちなこの行動ですが、実は『プレイバウ』と呼ばれる嬉しい時や楽しい時に見られる行動の1つです。
主に「一緒に遊ぼう！」「楽しいね！」という意思を伝える時に見られる行動で、愛犬自身が本気で喜んでいることを表す行動といえます。
4.相手の顔や口を舐める
犬が本気で喜びを表現する時、相手の顔や口元を舐めようとすることは多くあります。実際、飼い主は愛犬から顔を舐められた、舐めようとしてくるという経験を持つ人が多いでしょう。
この行動は、「会えて嬉しいよ！」「一緒に遊べて楽しい！」「美味しかったよ、ありがとう」など、あらゆる喜びを愛情表現として伝える手段なのです。
5.ゴロゴロと仰向けになりお腹を見せる
本気で嬉しい時や喜びを伝える時、ゴロゴロを目の前で床に寝転び、お腹を見せるように甘える仕草を見せることもあります。
会えたことへの喜びや甘えたいという気持ちが混ざり合い、このような行動に出ていると考えられます。嬉しそうに笑顔でお腹を見せてくる時は、ぜひお腹を優しく撫で回してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が本気で喜んでいる時は、今回紹介した行動や仕草を見せてくることが多いです。このようなサインを見逃さず、飼い主側も「楽しいね」「ありがとう」と笑顔で声掛けしたり、スキンシップを取ったりすることで、より愛犬との絆を深めることができるでしょう。
