愛犬を怯えさせてしまった時に飼い主がやるべき行動
その気はないのに、思わず愛犬を怯えさせてしまうことがあるかもしれません。そのような時、飼い主はどのように行動すべきなのでしょうか。
1.冷静でいる
愛犬を怯えさせてしまった時は、冷静でいることが大切です。
愛犬が怯えてパニックになっている時こそ、飼い主は冷静でなければなりません。飼い主が焦って対応しようとすると、犬をさらに怯えさせてしまうことがあります。
2.静かに声をかける
愛犬を怯えさせてしまった時は、静かに声をかけることが大切です。
「大丈夫よ~!」「落ち着いてね~!」と、怯える愛犬に声をかける時、やや大きめの声で話しかけてしまいやすいです。飼い主の声のボリュームは、大きければ大きいほど犬に不安や緊張を与えます。
優れた聴覚を持つ犬ですから、静かに声をかけてもはっきりと聞き取ることができます。周りに聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームで優しく静かに声かけをしてみてください。
3.その場から離れる
愛犬を怯えさせてしまった時は、その場から離れることが大切です。
外の世界には、犬が怯えてしまう原因になることが山ほどあります。いつまでもその場にとどまっていては、犬の興奮も治まりません。
愛犬が怯える原因から引き離すため、すぐにその場から離れるようにしましょう。
4.愛犬から離れる
愛犬を怯えさせてしまった時は、愛犬から離れることが大切です。
飼い主の行動が愛犬を怯えさせてしまった時、飼い主に対して怯え、避けるように逃げ回ることがあります。そんな時は、愛犬が落ち着きを取り戻すまで、そばを離れるようにしましょう。
愛犬の興奮が治まり、飼い主の姿を見ても怯えなくなってから「さっきは驚かせてごめんね」と、スキンシップやコミュニケーションを取ってみましょう。
5.二度と同じことをしない
愛犬を怯えさせてしまった時は、二度と同じことをしないことが大切です。
犬がいつどんなことに怯えるかは、飼い主にも分かりません。「まさかこんなことで怯えるとは思わなかった…」ということもよくあります。
愛犬がいつどんな時に何に対して怯えたのか、把握することができた後は、家族間でも共有し、二度と同じことをしないようにしましょう。
犬が怯えている時の仕草や行動
では、「犬が怯えている」状態のとき、どのような仕草や行動をするのかを把握しておきましょう。
体をぶるぶると震わせる
犬が怯えている時、体をぶるぶると震わせることがあります。寒がっている時の体の震えと比べると、より小刻みであるように見えます。
お漏らしをする
犬が怯えている時、お漏らしをすることがあります。
不安や恐怖からおしっこをお漏らししてしまう犬はよくいます。その恐怖心が極度に達してしまった時、うんちをお漏らししてしまう犬もいます。
お漏らしをするのは、余程の恐怖を感じているサインです。「怯える」というレベルをはるかに超えてしまっていると考えてもよいと思います。
咬みつく
犬が怯えている時、咬みつくことがあります。
怯える愛犬を抱き上げようと手を伸ばした時、咬まれてしまった飼い主がいます。飼い主の手にさえも恐怖心を感じてしまう状況だったのでしょう。
怯える犬に触れる時は咬みつかれてしまう危険性もあるため、飼い主や家族であっても慎重になるべきです。
体にグッと力が入っている
犬が怯えている時、体にグッと力が入っていることがあります。
身の危険を感じるほどの状況であるというサインです。攻撃を受けた時、すぐにその場から逃げ出せる体勢を作るため、体に力が入ってしまうのです。
まとめ
愛犬を怯えさせてしまった時に飼い主がやるべき行動を5つ解説しました。
- 冷静でいる
- 静かに声をかける
- その場から離れる
- 愛犬から離れる
- 二度と同じことをしない
怯える愛犬に対して(今すぐ何とかしてあげなければ!)と焦るのは絶対にダメです。犬の恐怖心を煽るばかりです。
愛犬が怯えている時ほど、飼い主は冷静でいなければならないと思います。