犬と目を合わせ続けるのがNGな理由
『犬と目を合わせ続けるのはダメ』と言われている理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
警戒してしまうから
犬と目を合わせ続けるのがNGな理由は、犬が人を警戒してしまうからです。
警戒し、人を威嚇して唸り声をあげるかもしれません。追い払うように激しく吠えるかもしれません。飛びかかったり咬みついたり、攻撃することもあるでしょう。
犬を警戒させてしまうことがあるため、犬と目を合わせ続けるのはNGです。
不安にさせてしまうから
犬と目を合わせ続けるのがNGな理由は、犬を不安にさせてしまうからです。
なぜこの人はそんなに私のことをジッと見つめてくるのだろうか…と、犬は不安になります。不安から身動きができなくなってしまう犬もいますし、逃げ出そうとする犬もいます。
そのようなことがあると、その人の姿を見ただけで不安を感じるようになってしまう犬もいます。
犬を不安にさせてしまうことがあるため、犬と目を合わせ続けるのはNGです。
怖がらせてしまうから
犬と目を合わせ続けるのがNGな理由は、犬を怖がらせてしまうからです。
この人は私に攻撃をしようと身構えているのではないか…と、犬は恐怖を感じます。攻撃される前に逃げ出そうと考える犬もいますし、自分から攻撃しようと考える犬もいます。
人から目を合わせられ続けた犬は、その人からの宣戦布告なのでは…と、とらえてしまうことがあるのです。
犬を怖がらせてしまうことがあるため、犬と目を合わせ続けるのはNGです。
アイコンタクトは大丈夫?
「犬と目を合わせ続けること」と「犬とアイコンタクトすること」の違いを知る必要があります。
飼い主が愛犬とアイコンタクトをする時、必ず行うことがあります。
- 名前を呼ぶ
- 声をかける
- コマンドを出す
- 身振り手振りをする
飼い主であっても、無言で愛犬の目をジッと見つめ続けることはほとんどありません。何か行動をする時、そのサインとしてアイコンタクトをするからです。
無表情かつ無言で愛犬と目を合わせ続けた時、相手が飼い主であっても犬は警戒するでしょう。飼い主が何を伝えようとしているのか、読み取ることができない場合もあるからです。
アイコンタクトはしつけの基本
飼い主と愛犬がスキンシップやコミュニケーションを目的として目を合わせることをアイコンタクトだと考えてしまいがちです。
飼い主が愛犬とアイコンタクトする本来の目的は、飼い主に注目してもらうことです。
飼い主に注目し、集中することができれば、どんなしつけも上手くいきます。犬が他のことに気を取られてしまっている間は、トレーニングもなかなか進みません。
犬とアイコンタクトする方法
まずは自宅の室内で練習します。愛犬が落ち着いている状態で始めましょう。飼い主と愛犬の1対1で行います。
愛犬の名前を呼んだ時、おいでと声をかけた時、飼い主の目を見ることができたらOKです。ご褒美におやつを与えてもよいです。
次は少し難易度を上げて、同じ室内に他の人がいる状況にし、飼い主と愛犬の1対1で行います。他の人がいる中でも飼い主に注目し、集中することができたら成功です。
最後は、外で練習します。外には犬にとってたくさんの刺激があります。その刺激に負けることなく、飼い主に注目し、集中することができたら成功です。
まとめ
犬と目を合わせ続けるのがNGな理由を3つ解説しました。
- 警戒してしまうから
- 不安にさせてしまうから
- 怖がらせてしまうから
見知らぬ初対面の犬と目を合わせ続けると、犬から威嚇されたり攻撃されたりすることがあります。絶対にやめましょう。必ず優しく声をかけながらアイコンタクトしてください。
飼い主が愛犬とアイコンタクトする時も、無表情や無言では、犬を不安にさせてしまうことがありますので注意しましょう。