犬の散歩中に「歩きスマホ」を絶対にしてはいけない3つの理由

犬の散歩中に「歩きスマホ」を絶対にしてはいけない3つの理由

犬の散歩の最中に、歩きながらスマホを操作していたことはありませんか。この「歩きスマホ」については、あらゆるメディアにおいて危険な行為であると注意喚起されていますが、犬の散歩の時も同様です。今回は、犬の散歩中の「歩きスマホ」がダメな理由を確認してみましょう。

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「歩きスマホ」とは

歩きスマホ

最近は多少減ってはきているかもしれませんが、それでもまだ道路などを歩きながらスマホなどの携帯端末を操作している人を目にしたことがあるのではないでしょうか。この「歩きスマホ」はご存じのようにとても危険な行為です。

では、具体的にはどのような面が危険なのでしょうか。

それは、端末画面に集中してしまうことで視界が極端に狭くなり、周りの景色や障害物に注意がいかなくなるからだ、と言われています。信号が見えていなかったり、通行人や自転車・バイクなどに気が付かないことも多く、駅のホームからの転落事故なども多数報告されています。これらの事故で命を落とす場合もあるのです。

また意識が端末画面に集中するため歩行速度が低下したり、点字ブロックや優先席などにも気が付かずトラブルに発展することもあるようです。

人身事故の危険や他人との衝突で生じるトラブルが多くなったため、各通信会社や鉄道各社、自治体からは歩きスマホの危険性について警告を出し、利用者に歩きスマホをやめるよう呼びかけています。

散歩時の歩きスマホをしてはいけない理由

歩きスマホで犬と散歩する男性

前述のようなスマホの危険性は理解していても、「人通りの少ない時間の犬の散歩ならいいでしょう?」という認識の方も少なくありません。実際に道を歩いていると、たまに歩きながらスマホで何か操作している人がいるのを見かけることも。

しかし、自分一人で歩いているときでも危険な行為です。犬と一緒の場合、もっと危険なことが起こる可能性もあります。

ここからは、犬の散歩中に「歩きスマホ」を絶対にしてはいけない理由について解説します。

1.自動車に気が付かない

「早朝だから大丈夫」などと油断をしていると、不意に交差点から自動車が走り出てくることもあります。うっかりリードを伸ばしてしまっていたら、犬が不意に道路側に飛び出していたらどうなるでしょう。犬から目を離していた場合は自動車にはねられてしまう可能性がとても高くなる、大変危険な行為です。

ドライバーも背の高い人の姿は認識できても、低い位置にいる犬には気が付かないこともあるかもしれません。飛び出してきた小さな犬を発見できなかった、という場合もあるでしょう。また注意力が落ちている飼い主が犬に引っ張られて、車道側によろけてしまうこともあるかもしれません。

2.歩行者や自転車の人にケガをさせる

歩きスマホをしていると、注意力が散漫になり、通行人同士がぶつかりやすくなるというデータもあるようです。一人で歩いていてもそうなのですから、犬を連れていたらどうなるでしょうか。

犬が歩いている方向やその周囲に注意が払えず、対面から歩いてきた人に犬がとびかかってしまうかもしれません。また、自転車が側を走ってきて犬がびっくりして急に方向転換などをしてしまうかもしれません。

意識がスマホに向けられているせいで犬の行動を制御できなくなってしまうと、予想外のアクシデントに対応することもできません。

たとえ連れているのが小型犬であっても、犬が苦手な人や飛びつかれてびっくりした人は転倒することもあるでしょう。自転車も犬をよけようと思ってハンドルを切ったはずみで転んでしまうこともあるかもしれません。

歩きスマホは自身だけでなく、周りの人に怪我を負わせるリスクもあるのです。

3.犬の排泄を管理できない

こちらは危険性というより「マナーの問題」でもあります。

歩きスマホをしていると、犬が不意に立ち止まったことにも気が付かない場合があります。知らないうちに犬が排泄をしていて、飼い主がそれを放置してしまう原因になってしまうのです。

道路やよそのお宅の前で用を足してしまった場合、きちんと処理をして臭いや残骸が残らないようにするのがマナーです。しかしスマホに気を取られて犬が排泄したことに気が付かない場合、それらが放置されることで地域の住民とのトラブルにつながることもあります。

まとめ

歩きスマホをしながら犬の散歩をする女性

今回上記でご紹介した他にも、リードからうっかり手を放してしまって犬を逃がしてしまったり、飼い主自身が段差などに気が付かず転倒したり、というようなリスクもあるようです。

そもそも犬の散歩は、犬とのコミュニケーションの時間でもあります。歩きスマホで自分を構ってくれない飼い主を、犬はどう見てどう感じているでしょうか。外に出たら勝手気ままに行動してよいのだと学習してしまうと、飛び出しや排泄などますます管理ができなくなります。

犬の散歩をする際は、ぜひスマホをポケットやカバンにしまって、犬と話したりアイコンタクトをしながら歩いてあげてくださいね。

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