飼い主に寄り添うように眠りたがる犬は多い!
犬は群れで行動する習性を持つため、なるべく家族や飼い主と一緒にいたいという気持ちが強い傾向にあります。そのため、眠る時も飼い主に寄り添うように眠りたがる犬は多いです。
飼い主と添い寝する時、犬によって寝る位置はさまざまですが、人によっては寝る場所によって心理が若干異なるという見方をする人もいます。
胸の辺りで寝る犬もいれば、足元で眠る犬もいます。中にはお腹の上に顎を乗せるようにして眠る子もいるでしょう。では、飼い主の頭の近くで寝る犬は、どのような心理からその場所を選んでいるのでしょうか。
犬が飼い主の頭の近くで寝る心理4つ
犬が飼い主の頭の近くで寝る時、どのような心理が働いているのか気になりますよね。ここでは、犬が飼い主の頭の近くで寝る時に考えられる心理をいくつか紹介します。
1.飼い主のニオイでより安心できる
飼い主の頭の近くで寝る犬の多くは、飼い主のニオイをより強く感じることで安心感を得ようとしています。枕にその人のニオイが染み込むことがあるように、犬にとっても頭付近は飼い主のニオイを感じやすい場所なのでしょう。
飼い主のニオイは犬にとって最も信頼できるニオイでもあります。そのため、飼い主のニオイを強く感じることで、「何かあっても大丈夫」と安心して眠ることができるのです。
2.飼い主が安眠している様子を見て眠くなっている
眠っている飼い主の安心した表情を見て、そのままウトウトと頭付近で眠ることを好む犬も多いでしょう。犬は飼い主が安心している様子を確認することで、「飼い主さんが安心しているなら大丈夫」と安全面に確信を持てるのです。
また、犬は共感能力も高いため、飼い主が安眠している表情を見ていることで、一緒に眠くなってしまうという状況も考えられます。皆さんの眠そうな表情を見て、安心できているのでしょう。
3.飼い主の頭付近の寝心地が良い
直射日光が当たったり、エアコンの風が直撃するような場所に頭があると、煩わしく眠りにくいと感じますよね。そのため、私たちは無意識に薄暗く眠りに就きやすい環境を頭を中心に整えていることが多いです。
犬は環境の良さを感覚的に理解しているため、自然と飼い主の頭付近を寝床として捉えている可能性があります。「ここなら直射日光も当たらないし、温度もちょうど良いから眠りやすい」と感じているのでしょう。
4.飼い主と同じように枕を使いたい
犬も胴体よりも少し高い位置に頭を置くことで、より快適に眠りやすいと考えられています。そのため、飼い主が枕を使っている様子を見て、自分も飼い主と同じように頭を高い位置に置きたいと考えて寝場所を決めている可能性もあるでしょう。
また、枕によってはふかふかのクッションのような仕様になっているものも多く、犬が「寝心地の良いベッド」と認識している可能性も考えられます。
飼い主と添い寝…犬が寝る場所で信頼度は変わるの?
飼い主と添い寝したがる犬は、それぞれ自分の好む場所を選んでいます。頭の近くで眠る犬もいれば、お腹や足元、胸の辺りなど他の場所を選ぶ犬も多くいるでしょう。
基本的に、お腹や胸の辺りで眠る犬は「甘えたい」という欲求が強く、足元で眠る犬は「飼い主さんを守りたい」という気持ちが強いといわれています。
しかし、どの場所で眠っていても飼い主に寄り添って眠ろうとする犬は、飼い主に対する信頼度は高いです。「この場所だから下の立場に見られている」「この場所だから信頼度が高い」という大きな違いはないと考えられます。
まとめ
いかがでしたか。犬が頭の近くで寝る心理には、「安心したい」「寝心地が良い」という心理が大きく影響していると考えられています。もしも寝苦しいと感じた場合は、そっと優しく別の場所に移動を促しましょう。