犬が自分にだけ素っ気ない時の原因
では、犬が自分にだけ「無愛想」になる原因にはどのような原因があるのでしょうか。
1.家族それぞれ役割が決まっているから
犬が自分にだけ素っ気ないのは、家族それぞれ役割が決まっているからです。
家族の中で自分が愛犬にとってどんな役割のある人なのか、ということを考えてみると分かると思います。
お散歩に連れて行ってくれる係、ごはんをくれる係、トイレを掃除してくれる係、おもちゃで遊んでくれる係、夜一緒に眠ってくれる係など、家族みんながそれぞれ役割を持っているはずです。
おもちゃで遊ぼうと誘ったのに素っ気ない態度をされたという時は、あなたのことを(遊んでくれる係の人ではない)と認識しているのだと思います。
愛犬にとっての自分の役割が分かったら、その役割を一生懸命に担うことで犬も必ず応えてくれます。お散歩の係なのであれば、愛犬を楽しませる、満足させることを意識して歩いてみてください。
2.一緒にいる時間が少ないから
犬が自分にだけ素っ気ないのは、一緒にいる時間が少ないからかもしれません。
朝早く家を出て、夜遅く帰宅する。出張が多い。このような人の場合、なかなか愛犬とのスキンシップやコミュニケーションの時間を作ることができずにいると思います。
本当は愛犬も思いっきり甘えたいと思っているけれど、まだ上手く関係を築くことができず、遠慮しているのではないでしょうか。
素っ気ないように感じられるかもしれませんが、自分から積極的にスキンシップやコミュニケーションをしてみてください。
3.おやつをくれないから
犬が自分にだけ素っ気ないのは、おやつをくれないからです。
素っ気ない理由あるあるなのではないでしょうか。おやつをあげれば仲良くなれることは分かっていても、どうしてもあげることができない事情もありますよね。
家族の中で、ごはんを用意してくれる人に一番懐いている、というのもよくある話です。(やっぱり食べ物か…)と思ってしまいますよね。
おやつは、愛犬とのスキンシップやコミュニケーションにも活用されるものです。嗜好性が高いほど犬は喜びます。
家族でよく話し合い、おやつやごはんは家族みんなで与えるようにしてみてはいかがでしょうか。用意する人によってごはんの時間がバラバラになってしまわないよう注意しましょう。
4.嫌なことばかりするから
犬が自分にだけ素っ気ないのは、嫌なことばかりするからです。
お散歩に連れて行ってくれる人、ごはんやおやつをくれる人、遊んでくれる人は、犬に好かれやすいですよね。
ブラッシングをする人、爪切りをする人、動物病院に連れて行く人は、犬に素っ気なくされがちなのはよく理解できると思います。
愛犬のためを思って…と、寂しい気持ちになってしまうかもしれません。
大切なお世話も、犬にとっては嫌な出来事になってしまうことがあります。上手にできた時はたくさん褒めてあげてください。ご褒美におやつを与えてもよいです。
あなたが愛犬を大切に思う気持ちがしっかり伝われば、素っ気ない態度を改めてくれると思います。
まとめ
犬が自分にだけ素っ気ない時の原因を4つ解説しました。
- 家族それぞれ役割が決まっているから
- 一緒にいる時間が少ないから
- おやつをくれないから
- 嫌なことばかりするから
もともと素っ気ない態度をする犬もいます。性格的なことが理由なのだと思いますが、自立心や独立心の強いタイプなのではないでしょうか。
愛犬の素っ気ない態度は寂しいですよね。自分にだけ素っ気ないのではないかと感じると、どう接したら好きになってもらえるだろうかと、あれこれ構い過ぎてしまうこともあるかと思います。
犬が自ら甘えることのできない環境を作ってしまっていることもあります。態度以外にも仕草や行動で見られることがあります。愛犬からの愛情表現を逃さないよう、しっかり受け取る準備をしておきましょう。