愛犬が自分のベッドを使わない心理
愛犬が自分のベッドを使わないとき、どのような心理が働いているのでしょうか。
1.飼い主のベッドの方が好き
愛犬が自分のベッドを使わないのは、飼い主のベッドの方が好きだからです。
飼い主のベッドを自由に使うことができる場合、自分のベッドよりも寝心地のいい飼い主のベッドを選ぶ犬がほとんどです。飼い主のニオイがすることで安心できる、ということもポイントです。
自分のベッドで眠ってもらうためのコツは、犬用のベッドに飼い主のニオイの染みついたものを入れておいてみてください。着古したシャツなどでよいです。
そして、飼い主のベッドを自由に使うことができないよう、寝室を出入り禁止にすることです。夜だけ一緒に眠るとよいのではないでしょうか。
2.知らないニオイがする
愛犬が自分のベッドを使わないのは、知らないニオイがするからです。
知らないニオイに警戒し、不安や恐怖を感じているのです。安心して眠れる場所になるはずがありません。そのベッドに対しての警戒心が解けた時、やっと使ってくれるようになります。
このような場合の自分のベッドで眠ってもらうためのコツですが、買ったばかりのベッドは、数日、日干しをしてみてください。嫌なニオイがあれば、取れるまで日干しするとよいです。
また、愛犬が使用しているブランケット、飼い主が着古したシャツなどをベッドに入れます。
それでも使ってくれない時は、飼い主のニオイを染み込ませるため、犬用のベッドを枕やクッションの代わりに使ってみるのもよいと思います。犬はとくに飼い主の皮脂や汗など体臭を好みます。
3.寝心地がよくない
愛犬が自分のベッドを使わないのは、寝心地がよくないからです。
犬にも好みがあります。低反発でやわらかくふかふかなベッドを好む犬もいれば、高反発で体が沈まないベッドを好む犬もいます。
低反発を好むのは、体が沈み込み、包まれるような感じが心地よいからなのではないかと思います。高反発を好むのは、体が沈まないことで寝返りが打ちやすいからでしょう。ドームやキューブ型で、狭く薄暗いベッドを好む犬もいますよね。犬が眠る場所として好みやすい特徴を持つベッドだからでしょう。
自分のベッドで眠ってもらうためには、愛犬が「寝心地がいい♡」と、気に入ってくれるベッドを探すことです。
愛犬がどんな寝床を好むのかのヒントは、普段、眠っている場所にあります。愛犬が普段、眠っているのはどんな場所でしょうか。同じような条件を持つベッドを与えてみると、眠ってくれるかもしれません。
4.他に気に入っている寝床がある
愛犬が自分のベッドを使わないのは、他に気に入っている寝床があるからです。
夏場はひんやりと冷たいフローリングを寝床にする犬もいます。冬場はホットカーペットの上、こたつの中、ストーブの前が寝床になりがちですよね。ソファーや大きめのクッションなど、飼い主が使っているものを寝床として気に入っている犬もいると思います。
自分のベッドで眠ってもらうためには、今気に入っている寝床よりも、さらに気に入ってもらうことができる犬用のベッドを用意しなければなりません。なかなか難しく、手ごわいですよね。
お留守番中など、飼い主の目が離れている間は自分のベッドで眠っているという犬もいます。ペットカメラを設置するなどして、確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
愛犬が自分のベッドを使わない心理を4つ解説しました。
- 飼い主のベッドの方が好き
- 知らないニオイがする
- 寝心地がよくない
- 他に気に入っている寝床がある
我が家でも、愛犬が自分のベッドで眠ってくれないことがあります。1日のほとんどを他の場所で過ごしていることがあります。
色々と工夫はしているのですが、上手くいかないこともあります。全く使ってくれないというわけではないため、一応、愛犬専用のベッドを置いています。
置いたり、置かなかったりしない方が、自分のベッドで眠ってくれやすくなると思います。あまり使っていなくても、常に同じ場所に置いておいてみてください。
とはいえ、もし可能なら「なぜ自分のベッドで眠らないの?」と、直接聞いてみたくなりますよね。