犬のテンションが低くなってしまう理由
犬と言えばいつも元気いっぱいに遊んだり、走り回っているイメージを持たれている方もいるかもしれませんね。しかし犬も時にテンションが低くなってしまったり、もともとの性格が大人しくテンションが低いように感じる犬もいます。
まずは犬のテンションが低くなってしまう理由から確認していきましょう。
1.体に不調を感じている
いつも元気な愛犬が突然テンションが低くなってしまった場合、何らかの体調不良を感じていることもあります。
ただ単純に前の日にたくさんお散歩をして、その疲れが残っているだけのこともあれば、ケガをして痛みを感じている、また病気による痛みに耐えている可能性もあります。愛犬に負担をかけないよう、体の隅々まで体調チェックをしてあげましょう。
2.落ち込んでいる
犬は人間ほど複雑ではないものの、多くの感情を持つ生き物です。嫌なことがあった時には落ち込んでしまうこともあります。飼い主さんに叱られた、遊んでもらえない、まったく要求に応じてもらえないなど落ち込んでしまう理由も多々あります。
毎日のように落ち込むという感情が続くとストレスに繋がってしまうので、愛情不足を感じさせないように接しましょう。
3.ストレスを溜めている
犬もストレスを感じ続けると、どんどんテンションが低くなってしまいます。飼い主さんのからの愛情不足を感じてしまうのは、愛犬にとって耐え難いこと。
また、引っ越しや家族の不仲、暑さ、寒さ、騒音なども犬にとってストレスになりやすいものです。しっかり愛情を伝えられるようコミュニケーションをとり、リラックスできる生活環境を用意してあげましょう。
テンションが低い犬にしてはいけない「NG行為」3選と正しい対処法
1.無理やり遊ぶ
いつもは元気な犬の場合、テンションが低いからと言って無理やり遊びに誘ったり、お散歩に連れ出すのはNG行為。疲労や痛みなど身体に不調を感じている可能性があるので「ゆっくり休みたい」と思っているかもしれません。
痛みや苦痛を感じているのであれば、じっと休んでいたいのは当然ですよね。犬は人間のように「痛い!」と言葉で主張することはできないので、飼い主さんがしっかり確認してあげましょう。
ご飯はきちんと食べてくれるか、排泄に異常はないか、体に傷はないかなどで愛犬の体調をチェックしてください。気になる症状が見られたら動物病院で診察を受けましょう。
2.心配しすぎる
愛犬のテンションが低く元気のない姿を見ると、飼い主さんはとても心配になってしまいますよね。心配な気持ちはとても良く分かりますが、あまり心配しすぎるのもNG行為のひとつになります。
犬は飼い主さんの感情を読み取るのがとても上手な生き物なうえに、その感情に強い影響を受けるものです。飼い主さんの不安な気持ちを感じとり、愛犬も一緒になって不安がってしまいます。愛犬のテンションが低い時は、穏やかな気持ちで過ごすようにしましょう。
3.無関心になる
愛犬のテンションが低い時は寝ている時間が長かったり、起きていてもフセの姿勢でジッと動かないなんてことも多いですよね。そんな時、愛犬の様子を気にすることなく、テンションが低いこと自体に無関心になってしまうのは良くありません。
体に不調がある場合、もちろんその原因を探ってあげなければいけませんし、ストレスが原因の場合はしっかりとストレス発散できる方法を見つけ出してあげなければいけません。
体調不良で休んでいる犬をお散歩に連れ出すことは良くありませんが、運動不足のストレスでテンションが低くなっている場合は、もちろんしっかり運動してリフレッシュしてもらう必要があります。まずはテンションが低くなっている原因をしっかりと見つけ出してあげましょう。
どんな状況であろうと愛犬に対して無関心になってしまうのは、飼い主としてはNGですよね。その無関心は愛情不足にも繋がってしまいます。愛情不足を感じている犬には、時間を作ってコミュニケーションをしっかりとるのが一番ではあります。
しかし忙しくてどうしても時間が作れない時は、頻繁に声をかけてあげるだけでも寂しさが軽減されるので、出来るだけたくさん声をかけてあげましょう。
まとめ
性格が大人しく穏やかでテンションが低く感じる犬もいますが、多くの犬は飼い主さんが手を焼いてしまうほど元気な個体が多いはず。
そんな犬がなんとなく元気がなくテンション低くなっている時は、やはり理由があることが多くなります。見極めが難しいかもしれませんが、食欲や声をかけた時の反応などで愛犬の体調をしっかり確認していきましょう。