愛犬が事故にあった時の「絶対NG行為」は?
愛犬の周りにはさまざまな危険が潜んでいて、交通事故、落下事故、感電事故、誤飲や誤食事故などにあってしまう可能性があります。
万が一愛犬が事故にあった時に、飼い主さんがNG行為をしてしまうと、さらに事態を悪化させる恐れがあるので注意が必要です。そこで今回は、愛犬が事故にあった時の「絶対NG行為」をご紹介します。
1.飼い主がパニックになる
事故というのは予期せず起こるものですから、愛犬が事故にあうと飼い主さんはパニック状態に陥りやすいです。しかし飼い主さんがパニックになってしまうと、冷静な判断や適切な行動ができなくなったり、愛犬を不安にさせたりしてしまいます。
愛犬が事故にあった時は、飼い主さんが冷静に状況を見極め、適切に行動することが重要です。まずは深呼吸をして、できるだけ心を落ち着かせましょう。
2.間違った処置をする
愛犬が交通事故や転落事故でケガをしたり、誤飲や誤食をしたりした時に、「応急処置をしなくては!」と考える飼い主さんは多いでしょう。
しかし間違った処置をしてしまうと、愛犬に痛い思いをさせたり、症状を悪化させてしまったりする可能性があります。また場合によっては、何も処置をしないで早急に動物病院へ連れて行ったほうがいいこともあります。
いざという時に備えて、さまざまな事故やケガの正しい対処法や応急処置の知識を持っておくのは大切なことです。インターネット上では誤った情報が拡散されていることがありますので、信頼できる発信元の情報を得るようにしましょう。
飼い主さんに対処法や応急処置の知識があったとしても、実際に愛犬が事故にあった時、どうしたらいいか判断に迷うこともあるかと思います。その場合は、動物病院へ連絡して獣医師の指示を仰ぎましょう。
3.飼い主の自己判断で様子見をする
事故にあったものの愛犬に目立った外傷がなく元気だから「大丈夫そう」と考え、様子を見たくなるかもしれませんが、それは絶対にNGです。
交通事故や落下事故、感電事故の場合、事故の直後は元気そうに見えても、目では確認できない内臓や脳などが損傷を受けていて、状態が急変することがあります。誤飲や誤食事故においては、時間が経過してから中毒症状が出たり、異変が起きたりすることが少なくありません。
どの事故にあった場合も、飼い主さんの自己判断で様子見をするのは危険です。様子見をしても大丈夫か否か判断できるのは獣医師だけです。
愛犬が事故にあった時に必ずすべき対応は?
ここまで愛犬が事故にあった時の絶対NG行為をご紹介してきました。では、愛犬が事故にあった時に必ずすべきことは何か。それは動物病院を受診する、または動物病院へ連絡して獣医師の指示を仰ぐことです。
交通事故や落下事故、感電事故にあった時は、たとえ外見上は異常が見られず元気そうでも必ず受診してください。受診せずに様子を見ていると、急変して命を落とす可能性もあります。
誤飲や誤食は、何をどのくらい飲み込んだかによって、すぐに動物病院で処置すべき場合と、うんちと一緒に出るのを待っても大丈夫な場合とがあります。まずは動物病院へ連絡して、いつ、何を、どのくらい食べて、今どんな様子なのかを伝え、獣医師の指示を仰ぎましょう。
まとめ
愛犬の病気だけでなく、事故の予防にも努めている飼い主さんは多いと思います。それでも残念ながら、愛犬が事故にあう可能性はゼロではありません。
事故にあわないのが一番ですが、もしも愛犬が事故にあってしまった時は、ご紹介した「絶対NG行為」をしないように注意しましょう。そして必ず動物病院を受診するか、電話で獣医師の指示を仰ぎましょう。