犬が飼い主に気を遣うことはあるの?
犬はコミュニケーション能力に優れており、仲間の感情にはとても敏感だといわれています。飼い主のことも日頃からよく観察しているため「ご主人が泣いている」「なんだか悲しそう」と状況を理解することができます。
さらに犬は相手の感情に応じた行動や態度を取ることも得意です。例えば、犬同士でも片方の犬が威嚇をしていたら、もう片方の犬はお腹を見せて服従のポーズをするなどして関係を良好に保とうとします。
これらのことを踏まえると、飼い主の様子がいつもと違う時に犬は気を遣った行動や態度を取ることがあると考えられるのです。
犬が飼い主に「気を遣っている時」にする行動や態度4つ
犬が飼い主に気を遣っている時にする行動や態度をご紹介します。
あなたが気付いていないだけで、愛犬は気を遣ってくれているかもしれませんよ。愛犬に当てはまる行動や態度があるかチェックしてみてください。
1.離れた場所で静かにしている
いつもは側で遊んでいる愛犬が、離れた場所で静かにこちらを伺っている。そんな時、犬はあなたを気遣っている可能性があります。
飼い主さんが泣いている時や落ち込んでいる時など、いつもと様子が違うことに気づいた犬は「今はそっとしておこう」と離れて静かに過ごすことができます。相手の気持ちに敏感な犬だからこそできる気遣いだといえるでしょう。
2.そっと寄り添う
体調が悪い時や疲れている時、愛犬があなたにそっと寄り添ってくれたことはありませんか。
これも犬が飼い主に気を遣っている時にする行動の一つです。飼い主の元気がないことを察した犬は「元気になってね」「側にいるよ」と寄り添い労わってくれているのでしょう。
3.顔を舐める
泣いている時に愛犬に顔を舐められた経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか。
犬にとって顔を舐めるのは「親愛」を示す行動です。おそらく犬は悲しそうな飼い主さんを見て「どうしたの?」「大丈夫?」と心配してくれているのでしょう。
単純に涙の匂いに反応して舐めていることもありますが、愛犬が顔を舐めて涙を拭ってくれたら「ありがとう」と優しく撫でて安心させてあげてくださいね。
4.オモチャを持ってくる
あなたが泣いている時に、愛犬がお気に入りのオモチャを持ってきたことはありませんか?
(遊びたい気分ではないのだけど…)と思ってしまうかもしれませんが、実はこれは犬があなたに「笑顔になって欲しい」という気持ちからする行動なのです。
犬は以前オモチャで遊んだ時に飼い主さんが楽しそうにしていたことを覚えています。飼い主さんが悲しそうな顔をしているのを見ると(オモチャを見せたらご主人は笑ってくれるかも♪)と考えて、わざわざオモチャを飼い主の元へ持ってきているのです。
飼い主の笑顔が見たくてオモチャを持ってくるなんて、なんとも健気な行動ですよね。あなたが泣いている時、愛犬がオモチャを持ってきたら褒めてあげてください。
まとめ
犬が飼い主に「気を遣っている時」にする行動や態度をご紹介しました。
想像以上に犬は飼い主を想って行動していることを知っていただけたかと思います。
愛犬を心配させないためにも、飼い主の皆さんはできるだけ笑顔で過ごせるようにしていきましょう。