愛犬から嫌われる『ダメな触り方』４選！NGな理由と愛情を感じ取ってもらうスキンシップ

犬は飼い主さんとのスキンシップが大好きです。しかし、触り方やタイミングによっては、不快な思いをさせてしまうことも…。この記事では、犬が嫌がる触り方と、愛犬への愛情がしっかりと伝わるスキンシップの方法を紹介します。

更新日：2023年03月23日

1.突然触る

後ろから触られているトイテリア

愛犬の姿を見ると、ついなでたり抱き上げたくなったりすることは多いと思います。しかし、飼い主さんの気分次第で突然スキンシップを取るのはNGです。

特に、犬が飼い主さんの存在に気がついていないときや、犬にとって死角となる後ろにいるときなどに触ってしまうと、とても驚いてしまいます。

急に触られてびっくりするだけでなく、驚いた拍子に出てきた手に噛みつくなど攻撃してしまうこともめずらしくありません。

実際に、急に駆け寄ってきて犬をなでた拍子に小さな子どもが噛まれてしまう、といったトラブルも起きています。

信頼関係を築いている愛犬であっても驚かせてしまわないように、触る際は声をかけたり視界に入ってそばにいることを気づかせたりしてから触るようにしましょう。

ハグされているフレブル

愛犬を愛おしく思うあまり、ぎゅーっと強く抱きしめたりキスをしたりする飼い主さんも多いと思います。しかし、そのようなスキンシップを好まない犬もいるということを覚えておきましょう。

人間にとっては愛情表現となるハグですが、体を押さえつけられたり拘束されたりする間隔になる犬もいるのです。

また、高い位置に持ち上げることも、犬に不安を感じさせてしまう場合があるので注意しましょう。

眠っている子犬

犬は1日の多くの時間を眠って過ごします。すやすや寝ている姿を見ると、とても愛おしい気持ちになり、思わずなでたくなることもあるでしょう。

しかし、犬が寝ているときはできるだけ触らずにそっとしておいてあげてください。深く眠っているときはもちろん、うつらうつらとして休んでいるときも、突然体を触られると犬はとても驚きます。

前述したように、驚いた拍子に人の手を噛むなどのトラブルが起こることもありますし、休息や睡眠を妨げられることでストレスを感じることもあるでしょう。

犬の心身の健康を保つために、十分な休息は大切です。寝ているときに突然触られることがくり返されると、「いつ触られるかわからないから、ゆっくり休んでいられない」と思ってしまうことがあるので、できるだけ触らずに見守ってあげてくださいね。

伏せて顔をそむける犬

多くの犬は、大好きな飼い主さんになでられたり、コミュニケーションを取ったりすることに喜びを感じます。しかし、その日の気分や状況によっては、あまり触られたくないという日もあるでしょう。また、触られる場所や時間に不快感を抱く可能性もあります。

そのようなとき、犬はさりげなく体を動かして触られることを避けたり、飼い主さんから少し離れたりして「やめて」というサインを出すでしょう。また、唸るなどの威嚇をしてあからさまに嫌がる様子を見せることもあるかもしれません。

愛犬が見せる「嫌」のサインに気付かずに触り続けたり、無視して強引にかまい続けたりすると、犬は飼い主さんに不信感を持つようになります。その場で攻撃行動をする可能性もありますし、その後の関係性を悪化させることも考えられるので、十分注意しましょう。

寝ている時に触られる犬

犬は飼い主さんとのスキンシップで幸せを感じますが、触り方や状況によっては嫌がることもあります。

愛犬とのスキンシップで大切なのは、触っているときに犬の反応をしっかりと確認して、それに合わせて対応を変えることです。

喜んでいるときはもちろん続けてあげて、嫌がっているような様子が見られたら少し時間や距離を置いてみましょう。