犬が覚えやすい「言葉」とは
犬に言葉がけをする飼い主さんは多いと思いますが、犬が覚えやすい言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。
1.ごはん
犬が覚えやすい言葉には、「ごはん」があります。
食事をするということは、犬にとって、生命に直結することです。生きるために、命を繋ぐために、ごはんを食べています。
ごはんという言葉は、犬にとって、命そのものの言葉であるため、記憶しやすいのです。毎日耳にする言葉である、ということも理由のひとつです。
2.お留守番
犬が覚えやすい言葉には、「お留守番」があります。
犬にとっては、あまり良いイメージではない言葉かもしれません。ひとり家に残される、飼い主に会えない時間、そういったことから記憶しやすい言葉です。
「お留守番」という言葉で、犬を嫌な気持ちにさせないためには、お留守番が犬にとって辛い経験になってしまわないようにすることが大切です。寝心地のいいベッドを用意したり、室内の温度を犬に会わせて管理する、長時間のお留守番をさせない、退屈させないなどがコツです。
3.かわいい
犬が覚えやすい言葉には、「かわいい」があります。
誉め言葉であることが、犬にとって記憶しやすいポイントです。かわいいという言葉は、誉め言葉の中でも比較的短いですが、短い言葉であるがゆえに犬に覚えてもらいやすいのです。
「おりこうさんだね」と褒めるよりも、「おりこうさん」と褒めた方が覚えてもらいやすいです。「いい子だね」と褒めるよりも、「いい子」の方が短くて済みます。
犬が喜ぶ言葉を覚えてもらいたい時は、とにかく言葉を短く使ってみましょう。
4.母音
犬が覚えやすい言葉には、「母音」があります。
「a i u e o」が母音で、「k r t n h」などの子音は犬が聞き取りづらいとされている言葉です。
例えば、「もも」と呼ばれた時と「おお」と呼ばれた時、どちらも犬には同じように聞こえている可能性が高いです。
愛犬に名前を付ける時、自分の名前を記憶してもらうためのコツにもなると思います。名前を付ける時に迷ったら、母音のみの名前にしたり、子音の少ない名前にしたりするとよいのではないでしょうか。
5.発音しやすい言葉
犬が覚えやすい言葉には、「発音しやすい言葉」があります。
人が発音しやすい言葉、ということです。飼い主が発音しづらい言葉は、愛犬も聞き取りづらいです。毎回違って聞こえることもあり、記憶しづらく、覚えられないのです。
そのため、発音しづらい言葉を愛犬の名前にするのは絶対にやめた方がよいと思います。しつけの時に使う言葉も同じです。
日本語では発音しづらく、英語では発音しやすい、なんて言葉もありますよね。
6.飼い主が毎日使っている言葉
犬が覚えやすい言葉には、「飼い主が毎日使っている言葉」があります。
無意識に使っている言葉が誰にでもあると思います。愛犬に向かってかけた言葉ではなくても、飼い主が発した言葉を自然と記憶してしまうのです。
子供に対して「お弁当持った?」「宿題終わったの?」とよく言っていませんか。愛犬が「お弁当」や「宿題」という言葉を覚えているかもしれません。
愛犬に対しては「ママはね~」と話しかけていても、子供から「お母さん!」と呼ばれることの方が多い場合、「お母さん」という言葉の方が記憶しやすいということもあると思います。
まとめ
犬が覚えやすい言葉を6つ解説しました。
- ごはん
- お留守番
- かわいい
- 母音
- 発音しやすい言葉
- 飼い主が毎日使っている言葉
犬が覚えやすいのは、嬉しい出来事と繋がる言葉だからです。逆に嫌な出来事と繋がる言葉も覚えやすいです。
記憶してもらうためのコツは、短い言葉を使うこと、発音しやすい言葉を使うこと、ゆっくりはっきり話すことです。
愛犬は、飼い主が無意識に発する言葉も覚えてしまいます。悪い言葉は覚えてほしくないですよね。愛犬が喜ぶ言葉を使うように心がけるとよいと思います。