散歩のマンネリ化に注意!
ご存じの通り、犬は散歩が大好きです。散歩の時間になって飼い主が支度を始めると、嬉しそうにその場を跳ね回ります。そんな嬉しそうな様子を見ると、飼い主側も楽しくなってしまいますよね。
そしていざリードを付けて散歩に出かけると、はじめはうきうきと楽しそうにしていた犬が、だんだんと尻尾を下ろしてただ歩いていくだけ、という様子になったりしませんか。もしかしたら、これは散歩のマンネリ化のサインかもしれません。
同じルートを歩き、同じ景色を見て、同じ匂いを嗅ぎ、同じ散歩仲間と会うのは、規則正しい生活とも言えますが、反対に単調であるとも言えます。単調な生活は脳への刺激が少なく、犬にとっては「つまらない」とストレスの原因となってしまうこともあるでしょう。
毎日同じ時間に同じ道を歩くことで運動にはなりますが、あまりにも「いつも同じ」が続くと、人間同様犬にも飽きが生じてしまいます。
そこで今回は、マンネリ化を避けるべく、「刺激のある散歩方法」について解説いたします。散歩のマンネリ化に悩んでいらした方は、ぜひ今日から取り入れてみてください!
1.散歩のルートを変えてみる
毎日同じ道を歩くことは、犬がにおいを嗅いで確認する場所を把握できたり、散歩の所要時間が読める等、便利なことも多いかもしれません。
しかし、ずっと同じ道を通っているのは、人間のみならず、犬にとっても見慣れた光景に刺激が感じられず、つまらないと感じてしまうでしょう。
そこで、毎日のお散歩ルートをほんの少し変えてみてはいかがでしょうか。
いつものルートを反対に歩いてみたり、道を一本変えて歩いてみたり、散歩する時間帯を少しだけずらしてみるだけで、大きな変化ではないけれど、いつも目にする風景が違ったように感じて良い刺激になるかもしれません。
この方法で毎日違う刺激のある散歩にすることで、犬は毎日(今日はどこに行くのかな♪)と楽しみにしてくれるようになるでしょう。
2.自由に動ける場所にいく
もし毎日近所周辺を散歩しているだけなら、時にはロングリードをつけて思い切り犬が運動できる広さのあるドッグランや広場に行くのも良いでしょう。
歩くだけの散歩と違って、思い切り走れることは犬のストレス発散には最適です。犬と一緒に飼い主さんも走ったり、ボールを投げたりすれば、飼い主さんが愛犬と一緒に遊ぶ楽しみも味わえます。
ドッグランは通常の散歩コースで出会う人や犬とは違い、ちょっと緊張しつつも挨拶をすることでいつもとは違う交流ができます。
そのような場所は、犬同士のおつきあいの仕方を学ぶには非常に良いところですが、苦手な犬もいるので、もし連れていく場合は、他のお客さんが少ない時間などからゆっくり慣らしてあげるとよいでしょう。
3.トレーニングをしてみる
家の中で「スワレ」「フセ」などがちゃんとできる犬でも、外でやるとなかなか誘惑が多くて飼い主の声が聞こえていなくて上手にできない、ということもありますよね。
このようなトレーニングを、散歩の最中に練習してみるのはいかがでしょうか。
まずは、いつもの散歩ルートの最中に、人の通りや刺激が少ない場所で「スワレ」「マテ」などの基本的なトレーニングをしてみましょう
静かな場所でできたら、次は少し人通りがあるところ、次はいつもと違うお散歩ルートの時、と、時と場所を変えてトレーニングをすることで、犬も(今日はいつトレーニングをするんだろう?)と飼い主を気にするようになります。
外で散歩の途中にトレーニングを繰り返すことで、少しずつレベルアップさせることもできますし、犬が外出先のどのようなシチュエーションが得意または苦手なのかを観察することができるのでお勧めです。
まとめ
毎日の散歩が義務だけになってしまうと、一緒に歩く人間もつまらなくなりますし犬たちも退屈です。
少しだけでえもルートを変えたり一緒に運動したりすることで、マンネリ化した散歩に刺激を与えてみましょう。
さらには飼い主も散歩を楽しむようにしてみると、飼い主の運動不足も解消できますし、リフレッシュにもなります。
ぜひ今回ご紹介した方法でマンネリ化を防いで、刺激のある愛犬との散歩タイムを楽しんでくださいね。