切ない…!わんこが悲しいときの仕草
1.クーンと悲しげに鳴く
わんこの悲しみの表現で最もわかりやすいのが鳴き声です。「ワンワン!」といったハリのある元気な声ではなく、口を閉じたまま鼻先だけを鳴らす「クーン」という鳴き方はいかにも頼りなく、わんこの悲しい気持ちがダイレクトに伝わってきます。
こういった鳴き方は、子犬の鳴き方をマネしていると考えられます。あえて子犬のような声を出すことで、飼い主さんの保護欲に訴えかけようとしているのです。
2.しっぽや耳を垂れ下げている
いつもはしっぽが上がっているわんこがしっぽを下げていたり、立ち耳のわんこが耳をぺたんと閉じているのも悲しいときの仕草です。
こちらも身体を丸く小さく見せることで自分を子犬のように見せ、「自分はこんなに小さくてか弱いから、自分だけじゃ悲しみを乗り越えられないよ」とアピールしていると考えられます。
3.上目遣いで見つめてくる
床やベッドに伏せて、上目遣いでじっと飼い主さんを見上げてくるのも悲しいときの行動です。わんこは他の動物と比べて、「視線」を上手に使って自分の意思を伝える能力が突出しています。
これはわんこが人間と暮らしてきた長い歴史の中で育まれてきたと考えられています。じっと視線を寄せることで「悲しみに気づいてよ」と伝えているのです。
4.反応が薄くなる
「ごはん」や「お散歩」というワードが聞こえただけで、それどころかごはんやお散歩の準備をしている音がしただけでも、大喜びで駆けつけてくるというわんこも少なくないですよね。
それらの「いつもなら大興奮すること」に対しても反応しなかったり、ちらっと見ただけで顔を伏せてしまったり、あからさまに反応が薄くなってしまったときは「悲しくてそれどころじゃないよ…」と思っているのかもしれません。
5.食欲がなくなる
ごはんやおやつを与えても全く食いつかないとなると、飼い主さんとしてはとても心配ですよね。反応が薄くなるのと同様に、食欲がなくなって食べ物に興味を示さなくなるのも悲しいときの特徴です。
私たちも悲しいことや悩み事があるときには、それだけで胸がいっぱいで「今日はごはんはいいや」となりますよね。わんこも一緒なのです。
適度な距離感が大事!わんこのグリーフケア
わんこが悲しいようすだと心配ですし、すぐにでも元気付けてあげたくなりますよね。ですが「早く元気になってほしい!」と思うばかりに、嫌がる愛犬を無理やりお散歩や遊びに引っ張り出そうとしたり、激しいスキンシップでテンションを上げようとしたりするのはNGです。
愛犬が悲しそうにしているときには、そっと寄り添ってあげたり、適度な距離から見守ってあげることが一番。悲しみが癒えれば、愛犬の方から距離を詰めてきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこが悲しそうな仕草や行動をしているときはまずは見守ることが一番ですが、これらの仕草や行動は必ずしも精神的なものとは限りません。
もしかすると病気や怪我といった体調不良からご紹介したような行動をとっている可能性もあるので、あまりに長引く場合や様子がおかしいと思う場合には動物病院を受診しましょう。