犬はどんなことでへこむことがあるの?
犬も人間と同じようにへこんでしまうことがあります。以下のような状況で、犬は落ち込んでしまうことがあるので、愛犬の行動や仕草、態度などをよく観察してみましょう。
- 飼い主に怒られた時
- 期待していたことが起こらなかった時
- なかなか飼い主がかまってくれない時
また、シニア期に入ると今までできていたことができなくなる機会が増えます。それによりへこむ頻度も多くなり、自信喪失につながってしまう恐れがあるので、飼い主はケアに努めましょう。
犬が「へこんでいる時」に見せるサイン3選
犬はへこんでいる時、行動や仕草、態度などでサインを出していることがあります。先に紹介した犬がへこんでしまう状況の後、下記のようなサインが見られたら早めに心のケアをしてあげましょう。
1.背中を丸めて俯く
背中を少し丸めた状態で俯くような体勢を取っている場合、不安や恐怖を感じていると考えられます。特に飼い主に怒られたり、うまくできなかったりといった状況では、へこんでいる可能性が高いでしょう。
落ち込んでいる時、無意識に猫背になる人が多くいるように、犬も同じようにへこんでいると背中を丸めて俯くような姿勢をとってしまうと考えると、その時の愛犬の気持ちがわかりますよね。
怒られた時は背中を丸めた状態で、飼い主の顔色を窺うようにチラチラと上目遣いでこちらを見てくることもあるでしょう。
2.呼んでもこちらに来てくれない
普段は飼い主に呼びかけにすぐ反応したり、嬉しそうに駆け寄ってきたりする犬も、へこんでいる時は飼い主からの呼びかけに反応が薄くなることが多いです。
失敗してしまった、怒られたという気まずさや、なかなかかまってもらえない、期待していたのに裏切られたと感じることで、少々拗ねている部分もあるのでしょう。
呼んでも反応してくれない時は、しばらく遠くからそっと見守ってあげるのも良いでしょう。ただし、時間が経ってからしっかり心のケアをしてあげることを忘れずに。
3.常同行動をとる
犬は不安なことやストレスを感じると、『常同行動』と呼ばれる行動をとることがあります。常同行動とは、同じ行動を繰り返すことでストレスや不安を紛らわせようとする行動です。
犬がとる常同行動には、以下のような事例があります。
- 前足を舐め続ける
- 地面の匂いを執拗に嗅ぐ
- 自分のしっぽを追いかけ回す
このような行動が見られた時は、何らかの不安やストレスが要因で常同行動を起こしていると考えられます。状況によってはへこんでいるサインでもあるので、見逃さずケアするようにしましょう。
愛犬がへこんでいる時に飼い主ができるケア方法
愛犬がへこんでいる時、飼い主はどのような方法で愛犬の心を少しでも軽くしてあげられるのでしょうか。具体的なケア方法として、以下のような方法があります。
- 怒りすぎず時間が経ったらスキンシップで愛情を伝える
- 別の楽しいことで気を紛らわす
- 忙しい時は「後でね」「ちょっと待ってね」と優しく声をかける
- 愛犬ができること(基本指示動作など)をさせてたくさん褒めてあげる
叱った後であれば、「飼い主さんに嫌われたかも」とへこんでいる犬は多いでしょう。しばらく遠くから見守り、時間が経ってからスキンシップで「大好きだよ」と愛情を伝えてあげてください。
失敗してしまった時や期待したことが起こらなかった時は、別の楽しいことや嬉しいことで気を紛らわせてあげたり、愛犬ができることで自信を持たせてあげると良いでしょう。
なるべく早めにケアしてあげることで、落ち込み具合が重症化せずに済みます。愛犬がへこんでいると感じたら、早めにケアしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬はへこんでいる時、今回紹介したようなサインを見せています。このサインを見逃さず、早めに心のケアを行い、不安やストレスをなるべく軽い状態で和らげてあげましょう。