要注意!愛犬のメンタルが弱っているときの仕草
1.じっとして動かず元気がない
私たちも精神的に辛いことがあると、やる気が湧かず何もしたくなくなってしまいますよね。それはわんこも同じです。
ハウスの中やベッドの上など、いつもの居場所で丸くなって寝ていたり、明らかに元気や覇気のない様子でじっと動かないときはメンタルが弱っているのかもしれません。
2.いつも好きなものにも反応しない
元気がないように見えても、お散歩に誘う声がけをすればしっぽを振って立ち上がる、好きなおやつを出したら駆け寄ってきて食べる、ごはんの時間にはいつもの量をしっかり食べる等であれば大きな心配はいりません。
本当にメンタルが弱ってしまっているときには、いつもは好きなものやテンションが上がるものも無視したり、ちらっと見るだけでまた寝てしまうなど、反応が薄かったりといった様子が見られます。
3.体の一部を舐め続ける
メンタルが弱っているということは、すなわち精神的に大きなストレスを受けている状態ということです。わんこがストレスを感じているときに見せるストレスサインとして「カーミングシグナル」というものがあります。
カーミングシグナルは同じ動作を繰り返してしまうのが特徴で、代表的なのは体の一部を舐め続けるというもの。特に顕著なのが前足を舐め続ける行動です。
あまりにしつこく舐め続けると皮が剥けてしまったり、皮膚炎を引き起こしてしまったりすることもあるので注意が必要です。
4.過剰に吠える
愛犬の元気がなく恐ろしいほど静かになってしまうのも心配ですが、逆にメンタルが弱ったことで過剰に吠えるようになってしまう子もいます。
通常の精神状態であれば「このくらいは何でもない、大丈夫」と思えることでも、メンタルが弱ったことで自信がなくなってしまい、過敏に反応して警戒してしまうのです。
どうしたらいい?愛犬のメンタルが弱っているときの接し方
1.無理やりは絶対にNG!
では愛犬のメンタルが弱っているときはどうしてあげたらいいのでしょうか。
心配で放っておけない気持ちはわかりますが、かと言って、嫌がる愛犬に無理やりリードをつけて散歩に引っ張って行こうとしたり、ごはんやおやつを口にねじ込むようにして食べさせようとしたり、無理強いすることは絶対にNGです。
メンタルが弱っているときに無理強いしてしまうと、せっかく築いてきた愛犬との信頼関係にヒビを入れてしまいかねません。
2.優しく寄り添って様子を見る
メンタルが弱っている愛犬に無理強いすることはNGですが、では無視して放って置けばいいのかと言えばそうではありません。
ごはんを食べない状態やお散歩に行けない状態が続くと身体的なダメージにも発展しかねませんし、実はメンタルの異常ではなくて何らかの病気や怪我が原因だったという可能性も捨てきれません。
適度な距離感を保ちながらも、状態が悪化していないか様子を見守ることは怠ってはいけません。また愛犬が嫌がらないようであれば、優しく身体を撫でてあげるなどのスキンシップをとって安心させてあげましょう。
「どんなときでもそばにいるよ」と語りかけながら、愛犬が自分のペースで回復できるのを待つことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこのメンタルが弱ってしまうきっかけはさまざまありますが、特に家族が独立して家を出たり、同居犬と死別してしまったりといった、家族構成や家庭環境に大きな変化があったときに精神的なダメージを受けやすい傾向があるようです。
メンタルの不調は身体の不調にもつながりやすいため、もし愛犬にメンタルが弱っている様子が見られたら、注意深く観察しながらケアしてあげることが大切です。