愛犬が「捨てられてしまった」と感じている飼い主の行動5つ
犬は仲間と一緒に行動する習性を持つ社会性の高い動物です。だからこそ、飼い主の何気ない行動が「捨てられたかも」と不安にさせてしまうことがあります。ここでは、愛犬が「捨てられてしまった」と感じることがある飼い主の行動を紹介します。
1.他の人やペットホテルに預ける
出張や旅行など宿泊を伴う外出をする際に、知人に預けたりペットホテルを利用したりする飼い主さんは多いです。仕方のない行動ではあるのですが、犬からすると「どうして家ではなく別の場所へ置いて行ってしまうの?」と強い不安に襲われます。
1泊2泊、あるいは1週間など長い時間、飼い主の離れている中で「もしかしたら捨てられたのでは」という不安が強くなってしまう犬は多いでしょう。
2.散歩中にリードが外れてはぐれてしまう
散歩中、愛犬に繋いでいたリードの金具が劣化していたり、首輪が緩かったりするとスポッと抜けてしまい、犬が脱走してしまうというトラブルは後を絶ちません。
散歩中にリードが外れてしまい愛犬が走り去ってしまった後、ふと気がつくと「飼い主がいない」という状況に置かれた犬は、「もしかすると捨てられてしまったのかも」と強い不安に襲われます。
パニックに陥り、道路を走って横断してしまったり、周囲の人に攻撃的な行動をとったりと危険な行為に及ぶ恐れがあるので、散歩中に脱走しないよう注意を払いましょう。
3.あまりにも長い時間お留守番させる
あまりにも長い時間ひとりでお留守番させている場合、愛犬が「飼い主に捨てられてしまったのでは…」とふと不安に感じてしまうことがあります。
毎日させているから慣れているはず、と思っている飼い主もいますが、毎日長時間のお留守番をさせている場合は、愛情不足を感じている可能性が高いです。帰宅後にきちんとコミュニケーションを十分とるようにしてください。
4.いつもより飼い主の帰宅時間が遅い
毎日飼い主が同じ時間帯に帰宅している場合、いつもより飼い主の帰宅が遅いという異変に敏感に反応する犬は多いです。「いつもの時間帯に帰ってこない…もう飼い主は帰ってこないのでは」と捨てられたと勘違いしてしまう犬も少なくありません。
毎日同じルーティンを繰り返していると、自然と犬は飼い主のルーティンを学習してしまいます。そのため、同じ時間帯に帰ってこない飼い主に対して、強い不安や不信感を抱いてしまうことがあるのです。
5.他のペットや赤ちゃんばかり構う
他のペットや新たな家族ばかりを構っていると、「もしかしてもう僕のことは見てくれないのかも」「捨てられてしまうのでは」と強い不安や恐怖感に襲われてしまう犬は多いです。
環境の変化に敏感な犬にとって、自分を見てくれなくなる状況は耐え難いほどのストレスを感じます。
なるべく先住犬である愛犬を優先したり、赤ちゃんのお世話をしながらアイコンタクトを送ったり声をかけるなど、できる範囲で「あなたのことを見ているよ」とサインを送ってあげましょう。
自信を失った愛犬の気持ちに寄り添うケア方法は?
紹介したような愛犬が「捨てられてしまった」と勘違いしてしまう飼い主の行動によって、どことなく寂しそうな態度を愛犬が見せている場合は、飼い主からの愛情を感じられず、自信を失っている可能性があります。
愛犬がこのような態度を見せている場合は、1日の中で頻繁に声をかけたりアイコンタクトをとることを意識しつつ、いつもよりも多めに愛犬と向き合うコミュニケーションタイムを設けましょう。
マッサージを取り入れたスキンシップをとったり、おもちゃを使って一緒に遊んでみたり、遊びを兼ねたトレーニングで褒める機会を多く設けたりすることで、再び自信を取り戻すことができます。
まとめ
いかがでしたか。犬は飼い主の些細な行動を敏感にキャッチし、不安や恐怖に襲われてしまうことがあります。こうした愛犬の不安を早めに察知し、十分に愛情を注いであげることで不安や恐怖心を払拭してあげましょう。