保護犬の里親になりたい!厳しい条件があるって知ってた?
今まで日本ではペットショップから犬を迎え入れる方法が主流でしたが、最近になって保護団体や保健所から保護犬を里親として迎え入れる人が増えてきました。
里親になることで尊い命を救えるだけでなく、お互いに幸せを共有できるという新たな道が開かれることはとても素敵です。
しかし、里親になるためにはそれぞれの団体や保健所が提示しているいくつかの条件をクリアした上で、審査や環境チェックなどの様々な条件を満たさなければいけません。
里親になりたいからといって必ずしも里親になれるわけではなく、また条件をクリアしたからといって必ずしも里親に向いているとも限らないのです。
「犬の里親に向かない人」5つの特徴とは?
保護犬に限らず犬を迎える上で、最期まできちんとお世話をし愛情を注ぐことは大前提です。しかし、他にも里親になる上で「こんな人は犬の里親にならない方がお互いのためかも」と思われる注意点があります。
ここでは、犬の里親に向かない可能性が高い人が持つ特徴を紹介します。これから里親として犬を迎えようとしている人は、今一度、確認してみてください。
1.経済的な余裕がない
まず、今の時点で経済的な余裕がないという方は、犬を迎えることを諦めるべきです。犬との暮らしには想像以上にお金がかかるため、現在金銭的に辛い暮らしをしている人は、より生活が困難になる恐れがあります。
また今後のライフプランを考えた時に、生活が苦しくなる恐れがあるという人も考え直しましょう。犬はある日突然、高額な医療費がかかることもあります。こうした突然の事態に対応できるくらいの経済的余力を持つ人が里親に向いています。
2.時間や心に余裕がない
仕事や育児などで多忙な生活を送っている人は、さらに犬を迎え入れて自身が苦痛に感じないかどうかを改めて考えてみてください。
時間にも心にも余裕がない状態で犬を迎え入れてしまうと、日常的なお世話はもちろん、犬ならではのしつけや突然の体調不良への対応など、あらゆる事態に強いストレスを抱えることになってしまいます。
飼い主が時間的にも気持ち的にも余裕がないと、犬も家族もお互いに不幸になってしまいます。現在、犬のお世話をする余裕がないという方は、改めて状況が落ち着いてから迎え入れを検討してみてはいかがでしょう。
3.ペット可の物件に住んでいないor引っ越せない
現在の住居がペット可の物件でない場合は、犬を迎え入れるに当たって必ずペット可の物件に引っ越す必要があります。
これは、里親として犬を迎え入れる際の条件に定められていることが多く、この条件がクリアできないと里親として認めてもらえないケースが多いです。
よく「ペット不可だけどバレなければ大丈夫」と考えている人がいますが、これは大問題です。集合住宅全体に迷惑がかかるだけでなく、犬にとってもストレスがかかる問題に発展する恐れがあるため、必ず犬を完璧な状態で迎えられる環境を整えましょう。
4.自分の生活ペースを崩されるのが苦手
自分の趣味や好きなことが多い人の場合、自分の生活スタイルを崩されたくないという人も多いでしょう。しかし犬を家族として迎え入れた場合、犬を優先しなければいけない場面も多くあるため、そうはいきません。
例えば、今までは夜遅くまで友人と食事を楽しんでいた人も犬を迎え入れた場合、夜の散歩やお世話があるため、早めに帰らなければいけなくなります。
また、旅行が好きな人は犬を連れて行ける場所が限られたり、場合によっては移動手段も限られてくるため、今までのように自分の好きな場所に好きなスタイルで旅行することができなくなるということも考慮する必要があります。
5.年齢が高く「もしも」の時の預け先がない
里親として犬を迎え入れる場合、団体によっては年齢制限を設けているところも多くあります。あまりにも高齢の方が里親希望した場合、体力や気力の面を考慮し、なおかつ先行きが不透明ということもあり、里親として認められないことがあるのです。
また、高齢者でも里親として犬を迎えられることがありますが、この場合は自分に何かあった時の預け先を準備しておく必要があります。
家族や親戚、近所の人などに「もしも自分に何かあったら愛犬をお願いしたい」という旨を伝え、いざという時に備えておくことは誰しも重要です。
まとめ
いかがでしたか。里親になりたいと思っても条件を満たしていないと、里親として犬を迎え入れられないことも多くあります。今回紹介した特徴を見て、1つでも当てはまるという方は、今一度里親になることを考え直してみましょう。