愛犬が本気で喜ぶ行動をしよう!
愛犬がうれしそうに尻尾をブンブン振ったり、口角を上げて笑顔のような表情を見せたりして喜んでいる姿を見ると、幸せな気持ちになりますよね。
飼い主さんが日々愛情を持ってお世話をしたり接したりするだけでも、愛犬は喜ぶ姿を見せてくれることでしょう。
でも時には、愛犬が「本気で喜ぶこと」を意識して行動してみませんか?そうすることで、きっといつも以上に愛犬を喜ばすことができ、信頼関係や絆も深まるでしょう。
今回は犬が本気で喜ぶ「飼い主の行動」をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
犬が本気で喜ぶ「飼い主の行動」は?
1.欲求を満たす遊びをする
犬は飼い主さんと一緒に何かをするのが大好きなので、一緒に遊んであげると喜びます。遊ぶときに犬の本能的な欲求を満たす遊びをしてあげると、きっと本気で喜んでくれますよ。
もともとは狩猟動物である犬は、動くものを追いかけたい欲求や噛みたい欲求、探索欲求などを持っています。そのことを踏まえた上でおすすめするのは、モッテコイ遊びと引っ張りっこ遊び、そして嗅覚を使った遊びです。
人が投げたボールなどを犬が追いかけて取ってくるモッテコイ遊びは、動くものを追いかけたい犬の欲求を満たすことができます。
噛みたい欲求を満たすのは、ロープなどを人と犬が引っ張り合う引っ張りっこ遊びです。引っ張り合う前にロープを地面に這わすように動かすと、犬はそれを追いかけてくるので、動くものを追いかけたい欲求も満たせます。
嗅覚を使う遊びは、犬の探索欲求を満たしてくれます。部屋におもちゃやおやつを隠して探させたり、ノーズワークマットを使って遊んだりするといいでしょう。
ノーズワークマットとは、マットの仕掛けの中に隠されたおやつを犬が嗅覚を使って探すという犬用の知育玩具です。嗅覚を使った遊びは、体力が衰えてきた老犬でも楽しむことができ、脳に刺激を与えることもできます。
2.散歩に変化をつける
外には家の中では味わえない楽しい刺激がたくさんあります。そのため、散歩の時間を心待ちにしている犬は多く、リードを見せるだけで興奮する犬もいるほどです。
愛犬が散歩好きなら、ぜひ散歩に変化をつけて喜ばせてあげましょう。変化をつけると言っても、いつもの散歩コースを反対周りで歩いてみたり、途中で走りを入れてみたり、いつもとはちょっと違う道を通ってみたりするだけでいいのです。
もし時間に余裕があるのなら公園などに寄り道をして、のんびり歩かせてあげるのもいいですね。こんなふうにちょっとした変化をつけるだけで散歩がより楽しくなり、愛犬は心から喜んでくれるでしょう。
3.喜ぶ場所をマッサージする
犬は基本的に、飼い主さんとのスキンシップも大好きです。愛犬を本気で喜ばせるために、愛犬が喜ぶ場所をマッサージしてあげるのもおすすめです。犬それぞれ触られて喜ぶ場所は異なりますが
- 耳の付け根
- 顎の下から首にかけて
- 尻尾の付け根
- 眉間
- お腹
などを触られると喜ぶことが多いようです。愛犬がうっとりと気持ちよさそうにする場所を見つけて、そこを優しくマッサージしてあげましょう。
中には触られることが苦手な犬もいるので、愛犬が嫌がるときは無理にマッサージをするのはやめましょう。
4.食事に変化をつける
普段の食事にドッグフードを与えているのなら、たまに変化をつけてみるといいかもしれません。今はインターネットで犬用ごはんのレシピを検索できるので、手作り食にも挑戦しやすいですね。
もし手作り食はハードルが高いと感じるのなら、ほんの一手間加えるだけでOK。いつものドッグフードに茹でたお肉や野菜をトッピングするだけでも大喜びする犬は多いです。きっとあなたの愛犬も「本気でうれしい!」と思ってくれるのではないでしょうか。
ただ注意しなくてはいけないのは、犬にNGな食材を与えないこと。犬にネギ類を与えると中毒を起こすことはよく知られていますが、そのほかにも犬にNGな食材はいろいろとあります。愛犬に与える前に、与えても大丈夫な食材かしっかり調べるようにしましょう。
愛犬に持病がある場合は、与えてはいけない食材や与える量に気をつけなくてはいけない食材などを獣医師に聞いておくことも大切です。
なお、トッピングをする際は、愛犬が1日に必要とするエネルギー量の20%を超えないようにし、トッピングする分ドッグフードの量を減らしましょう。
まとめ
今回は、犬が本気で喜ぶ「飼い主の行動」を4つご紹介しました。飼い主さんの時間と心に余裕があるときや、愛犬にいつも以上に愛情を感じてほしいときなどに、ご紹介した行動をしてみてはいかがでしょうか。
犬それぞれ性格や好きなことは異なりますので、もしかするとご紹介した行動では愛犬があまり喜んでくれないことがあるかもしれません。その場合はぜひ愛犬を日々よく観察して、愛犬は飼い主さんのどんな行動に本気で喜ぶのか見いだしてあげてくださいね。