愛犬がイタズラをした時の絶対NG行為
愛犬がイタズラをした時、「いけない」と覚えてもらうためのコツは、イタズラの最中や直後に叱ることです。(この行為を叱られたんだ)ということを理解してもらいやすくなります。
愛犬のイタズラを叱る時の自分の対応を思い出してみてください。NG行為をしてしまっていることがあるかもしれません。
1.時間が経ってから叱ること
愛犬がイタズラをした時、時間が経ってから叱るのは、絶対NG行為です。
お留守番中のイタズラを「何でこんなことしたの!?」と、叱ったことがあると思います。飼い主が怒っていることや機嫌が悪いことは理解できます。叱られていることも理解できます。
しかし、最も重要な部分である(何を叱られているのか)までは上手く理解できていない可能性が高いです。
怒っている飼い主に不安や恐怖を感じ、シュンとした犬の態度が反省しているように見えるだけであることがよくあります。
例えば、飼い主のスリッパを噛んでボロボロにしてしまったことを叱りたい、やめさせたい時は、スリッパを噛んでいる時に叱るとようにしてみてください。
2.イタズラする愛犬の姿を見て面白がること
愛犬がイタズラをした時、イタズラする愛犬の姿を見て面白がるのは、絶対NG行為です。
「ああ!イタズラしてるー!見てみてー!」と、家族で話題にして楽しんでしまったことが一度はあるのではないでしょうか。
お菓子の袋を口にくわえて逃げ回る愛犬を面白がって、わざと追いかけて遊んだことも一度くらいはあると思います。
(これは許される行為なんだな)と、犬に勘違いをさせてしまうNG行為です。お菓子の袋ではなく、刃物を口にくわえていたらどうでしょう。絶対に叱りますよね。
お菓子の袋だから許されて、刃物だから叱られたんだ。そんなことまで犬には理解できません。犬のイタズラを面白がって笑ったり楽しんだりすることは絶対にしないようにしましょう。
3.気分次第で叱ったり無視したりすること
愛犬がイタズラをした時、飼い主のその時の気分次第で叱ったり無視したりするのは、絶対NG行為です。
いけない行為をしている時は必ず叱りましょう。叱るのが面倒だから無視すればいいや…はダメです。イタズラを無視することは、犬が(飼い主が許してくれた♪)と勘違いしてしまっても仕方のない行為です。
犬が同じイタズラをした時、昨日は叱られて、今日は無視された、というのでは犬は混乱します。(昨日は飼い主の機嫌が悪かっただけなんだ)と、叱られたということを理解できていないと思います。
4.体罰を与えること
愛犬がイタズラをした時、体罰を与えるのは、絶対NG行為です。
「叩く・殴る・蹴る」だけが体罰だと思っていませんか? イタズラをした犬をケージに閉じ込める、という行為も体罰です。
「そこで反省していなさい!」と、イタズラをした愛犬をケージに閉じ込めたことがある飼い主は意外の多いものです。しつけだと思っていたのです。
ケージは犬の安全を守る場所です。犬が安心して眠れる場所です。入ることが苦痛になるような場所にしてしまってはなりません。反省部屋にだけは絶対にしないようにしましょう。
だからといって、他の部屋に閉じ込めるのも絶対にNGな行為です。
まとめ
愛犬がイタズラをした時の絶対NG行為を4つ解説しました。
- 時間が経ってから叱ること
- イタズラする愛犬の姿を見て面白がること
- 気分次第で叱ったり無視したりすること
- 体罰を与えること
犬を叱る時、恐怖心で支配しては絶対にいけません。
恐怖心で支配された犬はイタズラをしなくなるかもしれません。しかし、いけない行為であることを理解したわけではなく、飼い主に怯えているだけです。
犬の暮らしまで脅かしてしまうことがあります。愛犬を叱る時、NG行為をしてしまわないよう注意したいですね。