犬が「遊ぼう♡」と伝えている時のサインとは
遊ぶのが大好きで飼い主のことも大好きな犬は、さまざまなポーズやしぐさで遊びに誘ってきます。犬によって個性的な誘い方があるのでぜひ観察してみましょう。
ここではそんな、犬が「遊ぼう♡」と伝えている時のサインをご紹介します。
1.プレイバウのポーズをする
犬が遊びに誘う時の代表的なものといえば、「プレイバウ」のポーズです。
プレイバウはお尻を高く上げて、まるでおじぎをしているように見える姿勢です。
犬同士でもプレイバウはよく見られますが、飼い主を遊びに誘う時にも同じようなポーズをします。その時、尻尾はブンブンと振られているのも特徴ですね!
2.走り回る
遊びたくてテンションが上がった犬は、走り回って「遊ぼうよ!」と誘うこともあります。飼い主の帰宅で嬉しいあまりに、家の中を走り回る犬もいるでしょう。
元気すぎる愛犬を相手するのは大変かもしれませんが、走り回るのは体力が有り余っている証拠でもあります。
そのままにしてしまうとストレスを溜めてしまう犬もたくさんいるので、たっぷりお散歩をしたり、家の中でできる遊びで体力を消耗できるよう時間を取ってあげるといいですね。
3.飼い主の身体に鼻をつけてくる
犬のとっても可愛いしぐさの中に、飼い主の身体に鼻をちょんちょんとつけてくる行動があります。これは飼い主に甘えて遊びやお散歩に誘っています。
まるで人間が「ねえねえ」と誘っているかのように見えるので、思わずキュンとしてしまう人も多いのではないでしょうか。
4.前足を乗せてくる
飼い主がくつろいでいる時などに、犬が飼い主の膝の上等に前足を乗せてくることってありますよね。前足でちょんちょんとしてきたり、片足をちょこんと乗せてきたりして、「遊んで!」「かまって!」とアピールしているのでしょう。
中には、飼い主の足にあごを乗せてくる犬もいます。とにかくかまってほしい気持ちが表れた犬のサインなので、ぜひ要望に応えてあげてくださいね。
5.お腹を見せてくる
ゴロンとひっくり返ってお腹を見せてくる犬のポーズは、服従や降参のポーズともいわれています。しかしこれは、飼い主に甘えているサインでもあります。
お腹を撫でられるのが大好きな犬もいますが、お腹を見せた時に飼い主が喜んでくれたことを覚えている犬が大半です。そしてお腹を見せると、「何かいいことがある」「もしかすると遊んでもらえるかもしれない」と期待しているのでしょう。
ちょっと可笑しなポーズではありますが、愛犬からのお茶目なアプローチとして受け止めておきましょう。
6.おもちゃを持ってくる
飼い主の帰宅時など、お気に入りのおもちゃを持ってくる犬もいますね。
飼い主の足元に置いて「遊んで!」と見つめてくるわかりやすい犬もいますが、いざおもちゃを取ろうとするとなぜか「ウー」と唸ることはありませんか?
それは、犬が引っ張り合いをして遊びたがっているサインです。この時も、「ちょうだい」と伝えて犬におもちゃを離させるトレーニングを行っていきましょう。
噛み癖がある犬はテンションが上がりやすい遊びなので、ほどほどにしないと危険です。テンションが上がる前に、「待て」や「お座り」といった指示に従えることをぜひ目指してみてください。
7.尻尾を振って吠えてくる
遊んでほしい時に尻尾を振って吠えてくる犬もいますね。「遊んでほしい」「散歩に連れて行って」といった欲求から吠えている場合、それに応えてしまうと「要求吠え」のクセがついてしまうので注意しましょう。
遊びや散歩に誘うのは飼い主側から行って、犬から誘われてもスルーをします。また、尻尾を振っていても犬は必ずしも楽しいとは限らないので、よく観察をしてみてください。
8.甘噛みをする
子犬がよくする甘噛みですが、これも遊びに誘っているサインです。
ただし、甘噛みを許容してしまうのはやめましょう。成犬になっても甘噛みをやめられず、本気で叱らなければならない機会が増えてしまいます。それどころか、犬が噛むことで大ケガを負ってしまう可能性があるため、犬には噛むおもちゃを与えて「噛んでいいのはこれだけ」と教えます。
もし甘噛みされても決してリアクションはせず、犬に「かまってもらえる」と誤解を与えないようにしましょう。
また、おもちゃを噛んでも「ちょうだい」というトレーニングも行い、自ら離すことを覚えさせます。噛んだ状態でテンションが上がってしまうと噛み癖がついてしまうので、おもちゃを離したらおやつを与えて、いいことがある事を教えていきましょう。
まとめ
犬からの「遊ぼう♡」という誘い方は可愛さ満点なので、飼い主としては見逃せない瞬間です!
中には独特な誘い方をする犬もいますが、愛犬から甘えられるのは飼い主冥利に尽きます。
ぜひ今回ご紹介した遊びに誘うサインを参考にして、犬の気持ちに寄り添ってみてください。