犬のイタズラについてのアメリカでのアンケート調査結果

犬のイタズラについてのアメリカでのアンケート調査結果

よその家庭では愛犬のイタズラをどうしているのだろう?と思ったことはありませんか。アメリカで犬のイタズラについてのアンケート調査が行われました。

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ドッグ・シェイミングみたいなイタズラはどのくらい起こっている?

カードを首にかけたパグ

海外の人のSNSなどで、犬が首からカードをぶら下げている画像を見かけたことはないでしょうか?

カードには「ぼくはよその子どものクッキーを横から奪って食べてしまいました」とか「お留守番中にママのパンプスを噛み噛みおもちゃの代わりにしました」などの、犬の「罪状」が書かれています。

このような画像をアップすることは「ドッグ・シェイミング」と呼ばれて、SNSのペットカテゴリーの定番ともなっています。

シェイミングとは「恥ずかしい思いをさせる」という意味で、インターネット上などでは特定の誰かの恥ずかしい部分を意図的に拡散するような行為のことを指します。

ネット上のシェイミングは基本的にイジメの行為なのですが、ドッグ・シェイミングについては当の犬自身には関係のないことなので笑える範囲のものとされています。

ドッグ・シェイミングとしてアップされるような犬のイタズラは実際にどのくらいの飼い主が経験しているのかについて、アメリカの経済誌フォーブズがアンケート調査を行い、その結果が発表されました。

あなたの犬はどんなイタズラをしましたか?

紙を破ったヨーキー

アンケートは犬の飼い主2,000人を対象にして行われました。「あなたの愛犬はどのくらいの頻度でイタズラをしますか?」という質問には、常に5%、たいていいつも12%、ときどき39%、めったにしない36%、全くしない8%という結果でした。

愛犬がイタズラをすることに腹を立てたり混乱したりしますか?という質問では44%の人が「腹を立てないし気にしない」と答えています。少し腹立たしい32%、どちらかと言えば腹立たしい16%、とても腹立たしい4%、非常に腹立たしい2%という回答が続きました。

愛犬のイタズラに対して責任を感じますか?という質問に対しては、非常に責任を感じる9%、責任を感じる20%、少し責任を感じる25%、責任があるかもしれない31%、全く責任を感じない15%という結果でした。

あまり責任を感じていない人が多いのはちょっと意外な気がしますが、それは犬のイタズラが笑える範囲のもので酷い結果を招かなかったからかもしれませんね。

イタズラが高い代償につながることもある

病院の請求書に悩む女性

飼い主の多くが愛犬のイタズラにそれほど責任を感じていないのは、イタズラが原因で怪我や病気になったと答えた人が18%だけだったせいかもしれません。しかしその18%の中身を聞くと、いつかのイタズラを思い出して冷やっとする可能性があります。

怪我や病気の原因となった出来事への回答は、おもちゃや毒物の誤飲60%、高いところから飛び降りた21%、フェンス越しに逃げた19%、道路に飛び出した18%、ガラス窓や網戸を突き破った14%、走行中の車から飛び降りた9%でした。

誤飲した異物の種類は、おもちゃ32%、衣類16%、人間の医薬品13%、化粧品13%、毒のある植物13%、靴11%、その他金属やアクセサリーなどがありました。

誤飲や怪我の場合には動物病院での治療が必要です。イタズラの結果かかった医療費の総額についての質問では、500ドル(約6万5千円)未満26%、500ドル〜999ドル26%、1,000ドル〜2,999ドル19%、3,000ドル〜4,999ドル6%、5,000ドル以上4%でした。

病院に行かなかったり、わからないという回答もあったのですが、治療費の平均は1500ドル(約19万7千円)ということです。フォーブズ誌はこの結果から、ペット保険への加入を推奨しています。

愛犬の行動を改善するために専門的な行動トレーニングを試したことがある人は全体の28%でした。そのうち52%が長期的に改善された、27%が一時的に改善された、21%は改善されなかったと回答しました。

まとめ

ゴミを散らかした犬

アメリカの経済誌フォーブズが犬の飼い主2000人を対象に行なった愛犬のイタズラに関するアンケート調査をご紹介しました。

ドッグ・シェイミングのポストが人気なのは「よその犬も同じようなことをしているんだな」とか「うちの子はまだマシかもしれない」という気持ちや、「たいへんな目にあったからせめてSNSで笑いに変えてしまいたい」という気持ちの表れかもしれません。

犬のイタズラは運動不足や退屈、さらには不安障害などが関連している場合もありますので「うちの犬が悪い子なのは私のせいじゃない」と投げ出さず原因を探って解決策を考えることも大切です。

《参考URL》
https://www.forbes.com/advisor/ca/pet-insurance/dog-shaming/

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