「相性が悪い犬」を見極める方法
犬を飼う時、多くの人が犬の見た目を重視するのではないでしょうか。
しかし、犬の性格には個体差があり、見た目だけで犬を選んでしまうと、「実は『相性が悪い犬』だった!」という場合もあるのです。
自分と相性が悪い犬を飼ってしまうと、犬も人間もお互いに窮屈な思いをしてしまいます。せっかく犬と暮らすのですから、お互いに幸せに過ごしたいですよね。
自分と犬の「相性が悪い」かどうかを見極めるためには、飼う前に次のことを確認しておくのが大切です。
- 犬種の特徴
- 自分の性格やライフスタイル
- 犬とどんな暮らしがしたいか
犬は犬種によって性格に特徴があるので、「自分とは相性が悪いかも」と気付くキッカケになります。もちろん同じ犬種でも性格には個体差があるので、あくまで目安として考えていただけたらと思います。
1.インドア派かアウトドア派か
相性が悪い犬を見極める時には、犬と自分がインドア派なのかアウトドア派なのかを知っておきましょう。
犬は犬種によって必要な運動量が異なり、散歩がたくさん必要な犬をインドア派の人が飼ってしまうと、大変な思いをしてしまいます。
アウトドア派だと考えられる大型犬やテリア系の犬は、1日に30分~1時間程度の散歩を2回は必要とします。そのため、積極的に外に出られる人ではないと相性が悪いでしょう。
体が小さくてインドア派だと思われそうなトイプードルやダックスフントも、実は元々猟犬として活躍していたので運動量が多く必要です。
犬を選ぶ際は見た目だけで判断せず、事前にしっかりと犬種の特徴を調べ、お迎えした後の生活を想像した上で判断するようにしてください。
2.甘えん坊派かクール派か
犬は甘えん坊なイメージがあるかもしれませんが、中には猫のように飼い主と一定の距離を取りたがる犬も存在します。(愛犬とはいつもラブラブでいたい♡)と思っている人にとって、クール派の犬は相性が悪いかもしれません。
柴犬やボルゾイなどの犬はクール派だといわれており、中でも柴犬が飼い主と少し離れた位置をキープする様子は「柴距離」との呼び名がついているほど。
逆に、甘えん坊な犬としては、ラブラドールレトリーバーやプードルなどが有名です。
真逆のタイプ同士が一緒に暮らしてしまうと片方は「鬱陶しい」、もう片方は「寂しい」とお互いに辛い思いをしてしまいます。飼おうとしている犬と自分のタイプがどちらなのか、事前に見極めておくことをおすすめします。
3.暑がりか寒がりか
犬と一緒に暮らす時には、お互いが「暑がり」なのか「寒がり」なのかを見極めておきましょう。
サモエドやセントバーナードのような暑さに弱い犬と暮らす時、夏場は冷房を22℃くらいに設定する必要があります。寒がりな人にとっては体が冷えてたまらないかもしれません。
逆に、マルチーズなどの寒さに弱い犬を飼うと冬場は暖房をしっかり効かせる必要がありますので、暑がりの人は汗が止まらなくなるでしょう。
人間同士でもよくありますが、室温の感じ方は一緒に暮らす上でとても重要ですよね。室内で一緒に暮らす以上、犬が暑がりか寒がりか、自分がどれだけ我慢できるかを事前に考えて判断するようにしてください。
まとめ
今回は、『相性が悪い犬』を見極めるポイントをご紹介しました。
犬は性格や特徴にかなり個体差があります。「飼ってみたら理想と違った・・・」ということもあるでしょう。
一度犬をお迎えしたら最後まで責任を持って育てなくてはいけませんので、飼う時は慎重に自分との相性を見極めることをオススメします。
犬も人間もお互い幸せに暮らすために、ぜひこの記事を参考に考えてみてくださいね。