犬が寝るのを我慢しているサイン
犬は1日に12時間近く眠る動物です。「好きな時に眠れて羨ましい」と思う人もいるかもしれませんが、実は犬でも寝るのを我慢することがあるのです。
犬が寝るのを我慢している時のサインをご紹介しますので、愛犬が眠そうにしていたら気付いて気遣ってあげてくださいね。
1.目を細めてショボショボする
犬が目を細めてまばたきをよくしていたら、それは寝るのを我慢しているサインです。
犬も人間と同じように、眠くなると目を細めて「ショボショボ」させます。通常であれば犬は眠くなればそのまますぐに寝てしまうので、愛犬が目を細めてショボショボさせていたら、寝るのを我慢しているはずです。
下がってくる瞼を必死にこじ開けるワンちゃんの姿はいじらしくて可愛いですが、「寝ても良いんだよ」というサインを飼い主さんから出してあげると良いでしょう。
2.あくびをする
犬が「ふわ~あ」とあくびをしているのに眠らない時は、寝るのを我慢しているサインでしょう。
犬のあくびは自らの緊張や不安を解きほぐすために行う場合もありますが、単純に眠くてあくびをしている場合もあるんですよ。眠い時は人間と同じで、脳に酸素を送りこもうと自然にあくびが出てしまうようです。
家にいる時など愛犬がリラックスしている時にあくびをしていたら、眠気を感じているはずです。
3.頭を下げようとしない
犬は眠る時に頭を地面につけるか、アゴをどこかに乗せて眠ります。
眠いはずなのになかなか頭を下げようとしない時は、犬が寝るのを我慢しているサインだと思って良いでしょう。
犬が寝るのを我慢する理由
犬が寝るのを我慢しているサインをご紹介しましたが、なぜ犬は寝るのを我慢するのでしょうか?
考えられる理由をご紹介しましょう。愛犬に当てはまるものがあったら、対処して寝かせてあげてくださいね。
飼い主が起きているから
犬は飼い主が起きていると寝ないことがあります。これは飼い主が夜更かしをしている時に多いでしょう。
「いつもは寝る時間なのになぁ…」「まだ寝ないのかな~」と犬は飼い主の近くに待機し、寝室へ行くのを待ちながら眠気に耐えているのです。
こういう時の犬は「先に寝て良いよ」と言われても、なぜか寝ようとしないですよね。おそらく寝室へ行く飼い主さんに置いていかれないようにしているのでしょう。
飼い主と一緒に寝るために眠いのを我慢しているなんて、いじらしくて愛おしく感じますが、犬の為にも夜更かしはほどほどに早めに寝てあげましょう。
警戒している
犬が寝るのを我慢している時は、なにかに警戒しているのかもしれません。
旅行に行った時や、天候が荒れて物音がする時など、犬は慣れない場所や音に対して敏感に反応し警戒して寝るのを我慢してしまうのです。
番犬タイプの犬であれば(自分が家族を守らねば!)と思っているでしょうし、怖がりな犬であれば(何かあったらご主人に助けてもらわなきゃ)と思っているかもしれません。
このような場合は、愛犬を撫でながら優しく声をかけてあげましょう。「寝ても大丈夫だよ」と安心させて、できるだけ犬の不安感を取り除くようにしてください。
まとめ
犬が見せる「寝るのを我慢している時のサイン」をご紹介しました。
愛犬が眠いのを我慢してウトウトしている様子はすごく可愛いですよね。
思わず見とれてしまいそうですが、できれば愛犬が安心して眠れるように誘導してあげましょう。頭を優しくマッサージしたり、体を撫でてあげると落ち着いてくれますよ。やってみてくださいね。