じーっ!その視線の真意はいかに
1.周りを警戒してほしい
ウンチをしているときは何か起きたとしてもすぐに身動きを取ることはできないですよね。つまりそれだけ、ウンチをしているときは無防備だということです。
人間社会では無防備を実感する機会はほとんどないかもしれませんが、野生界でウンチをしているときに天敵に飛びかかられでもしたら…それは命にも関わる危機的状況です。
すなわち、わんこがウンチをしているときに飼い主を見てくるのは「ウンチをしている間、敵が近づいてこないか見張ってて!」と警戒を促しているのです。
ウンチをしている間の自分の背中は飼い主さんに任せた!というわけですから、それだけ信頼されている証とも言えるかもしれません。
2.誉めてほしい
トイレトレーニングをしていた頃、愛犬がトイレに成功すると全力で誉めてあげましたよね。中にはその頃の誉められた記憶を鮮明に残していて、「トイレをする=誉められる」という方程式を持ったまま成長する子もいます。
つまり飼い主さんの方を見るのは「ちゃんとトイレでウンチができてるよ!しっかり見てる?」と飼い主さんのようすを確認している意味と、「トイレが終わったら誉めてくれるよね!」という期待の眼差しでもあるのです。
3.トイレの場所があっているか確認したい
トイレトレーニングで誉められたことを覚えている子もいれば、逆に叱られた記憶が強く残っているという子もいます。
トイレでないところでトイレをしてしまって飼い主さんにひどく叱られたことがトラウマで、「トイレの位置、ここで合ってるよね!?」と飼い主さんの反応をうかがっているのです。
見つめ返すべき?愛犬が排泄中の対応
ではウンチ中のわんこの視線に気づいたら、見つめ返すべきなのでしょうか?それはわんこが見つめてくる理由にもよるのかもしれません。
周りを警戒してほしくて見つめてきているのであれば、見つめ返すのはわんこの要望に叶っていませんし、逆に誉めてほしかったり場所の確証が欲しくて見つめてきているのであれば、目を逸らすと不安にさせてしまうかもしれません。
愛犬の視線の意味を見極めて対応するのが正解といったところでしょうか。
見つめ合うと幸せホルモンの分泌効果も
わんこと人間が見つめ合うと、お互いに幸せホルモンが分泌されるということは科学的にも証明されています。ウンチ中という微妙なタイミングではありますが、見つめ合うことで幸せを感じるのも悪くはないかもしれません。
わんこの方がどうかは不明ですが、わんこがウンチのために踏ん張っているいわゆる「ウンチングポーズ」は愛犬家の間では人気ですから、見つめていると幸せな気持ちになるのは何となくわかる気もしますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ウンチ中とはいえ、アイコンタクトは全てのしつけやトレーニングにつながる基本行為です。
心理は異なっても、「見つめる」という行為は飼い主さんへの信頼や絆がなければ取らない行動ですから、そこは自信を持っていいでしょう。
それにしてもウンチ中の行動や心理まで可愛いなんて、わんこはずるいですね!