犬が散歩の前に暴れる理由2つ
「散歩に行こう♪」と声をかけると、愛犬が吠えたり走り回ったりして大騒ぎ!ということはありませんでしょうか。
リードを付けようとしても暴れて付けさせてくれず、出発する頃には飼い主さんはヘトへト・・・、ということもあるかもしれません。
なぜ犬は散歩の前に暴れることがあるのでしょうか。考えられる理由を2つご紹介します。
1.嬉しくて興奮している
犬が散歩の前に暴れるのは、「嬉しくて興奮している」からです。
1日中家の中で暮らしている犬にとって、散歩は刺激があってとても楽しい時間です。犬は大好きな散歩に行けることが分かると、嬉しくて大興奮してしまうのでしょう。
犬は空気を読むのが得意なので、飼い主さんが上着を羽織ったり家の鍵を持っただけでも、散歩に行くことを察知してテンションが上がってしまうのです。
2.散歩が嫌いで拒否している
犬が散歩の前に暴れるもうひとつの理由は、「散歩が嫌いで拒否している」です。
こちらの理由に当てはまる犬は少ないかもしれませんが、散歩が嫌いで逃げ回ってしまうというケースは時々あるようです。
散歩が嫌いな犬は、飼い主さんがリードを持ってきたり抱っこで散歩に連れて行こうとすると逃げ回り、自分の寝床やテーブルの下から出てこなくなってしまうでしょう。
犬が散歩前に暴れる時の対処法
ここからは「犬が散歩前に暴れる時の対処法」をご紹介しますので、愛犬が散歩前に暴れるという人は参考にしてくださいね。
「マテ」や「オスワリ」で落ち着かせる
犬が散歩前に暴れる時は「マテ」や「オスワリ」といったコマンドを使って犬を落ち着かせるのが最も効果的です。
犬は興奮すると動きが激しくなりますが、動けば動くほど興奮はエスカレートしてしまい飼い主も手が付けられなくなってしまいます。興奮が高まる前に、犬の動きを止めて落ち着かせてください。
毅然とした態度で「オスワリ!」と犬に命じ、飼い主さんは動かずに犬が止まるまで待ちましょう。犬が「ご主人どうしたの?」とこちらを気にしてきたら、もう一度コマンドを出して犬を大人しくさせます。
犬が大人しくできたら、褒めてすかさずリードを付け「よし!」と言ってから散歩に出発してください。もしリードを付ける前に犬が暴れだしたら、同じことを繰り返しましょう。
「犬が静かにする→飼い主がリードを付ける→散歩へ出発」
一連のこの流れを、犬にも理解してもらってください。
散歩を嫌がる原因を解消する
犬が散歩の前に暴れる理由が「散歩が嫌い」という場合は、まずは犬が散歩を嫌がる理由を解明しましょう。
犬が逃げ回るからといって叱ったり、無理やりリードを付けてひっぱりだすのは絶対にやめてください。余計に散歩にマイナスのイメージがついてしまいます。
理由を調べるのは難しいかもしれませんが、散歩は楽しいということを愛犬に知ってもらうことが大切です。改善が難しい場合はドッグトレーナーや獣医に相談するのも良いでしょう。
飼い主は落ち着いて犬に接する
犬が散歩の前に暴れる時、飼い主さんは落ち着ていて犬に接するよう心がけてください。
犬が暴れるからといって飼い主さんも騒いでしまうと、犬はさらに興奮します。犬を止めようとして追いかけるのも逆効果です。
飼い主さんは動かず、愛犬に対して落ち着いた声のトーンでコマンドを出すようにしてください。
まとめ
犬が散歩の前に暴れる理由2つと対処法をご紹介しました。
犬はほとんどの場合、散歩に行けることが嬉しすぎて暴れてしまいます。ご紹介した対処法を使って、落ち着かせられるようにしておきましょう。
散歩の前に限らず、興奮している犬を制御できるようにしておくのは飼い主として大切な技術ですので、ぜひ練習しておいてくださいね。
いつでも楽しく愛犬と散歩に出かけられるようになりましょう♪