犬好きが憧れる仕事
今回は、犬好きが憧れる「仕事」について解説いたします。意外と厳しい労働環境についても知っていただければ幸いです。
1.獣医師
獣医師は、犬好きなら一度は誰もが憧れる仕事なのではないでしょうか。
愛犬の急なケガや病気に冷静さを失ってしまいそうな飼い主に対し、常に冷静に診察や治療を行ってくれる獣医師の姿って、とてもカッコイイですよね!
飼い主が患部に触れようとすると嫌がる犬も、獣医師が触れると安心した表情をすることがあります。
日本には2022年10月現在、獣医学部や獣医学科のある大学が17校存在しますが、6年間学ぶ必要があり、学費は6年間で1000万円以上と言われています。
実際に獣医師として働き始めた時の労働環境ですが、勤務医である場合も開業医である場合も、日常的に残業が発生することがほとんどです。
我が家のかかりつけの動物病院は、夕方6時半に診察の受付が終わるにも関わらず、その日最後の患者だった私の愛犬が実際に診察を受けることができたのは夜8時を過ぎてからでした。
他にも以下のような厳しい労働環境の場合も。
- 急患があれば呼び出しがかかる
- 土日祝日に手術で休めないことがある
- 夜勤も含まれる
- 日常的な残業がある
憧れのイメージとは反するような、こうのような労働環境への覚悟が必要な仕事だと思います。
2.トリマー
トリマーは、「犬を美しくしてあげたい!」「犬のお世話をしてあげたい!」と、犬好きが憧れる仕事です。
しかし、最近では、離職率が高い仕事でもあるとされています。トリマーに憧れて就職したものの、厳しい労働環境に体調を悪くして辞めてしまう人もいるようです。
犬好きですから、犬に好かれる自信があったり、初対面の犬ともすぐに仲良くなれる自信があったりしますよね。実際は、吠え続けられたり、咬みつかれたり、犬から拒否されて悲しい思いをすることがあるようです。
長い勤務時間とあまりにも多い仕事量に対しての報酬が自分が思ったほどではない、というような厳しい労働環境の中で働くトリマーもいます。
技術職であるため、新人とベテランとではトリミングの技術や仕上がりに大差がある等の理由で、トリマーとして認められて収入をアップさせるには長い道のりが待ち受けているのも「厳しい」と言われてしまう所以なのかもしれません。
3.お散歩代行
お散歩代行は、犬好きなら憧れる仕事なのではないでしょうか。
犬好きは、犬とお散歩することも好きですよね。飼い主がケガをして歩けない時、病気で愛犬のお世話が困難な時、代わりにお散歩に連れて行ってあげたい!と思うものです。
実は、犬のお散歩代行の仕事は古くからあるようで、犬好きだけど犬を飼える環境ではない人が憧れを持ちやすい仕事だと言われています。
労働環境としては、1匹1時間、時給2000円とされており、かなりの高時給ですよね。ただ、指名してくれる飼い主やリピートしてくれる飼い主がいない場合、1カ月の給料としては決して十分とは言えないかもしれません。
4.ペットシッター
ペットシッターは、犬好きが憧れる仕事です。
とくに、「犬のお世話をすることが好き♡」という方に人気ですよね。アルバイトだけではなく、正社員として就職する人も多く、最近では独立する人も増えています。
労働環境としては、「休みが取りにくい」というデメリットが挙げられます。ゴールデンウィークなどの長期休暇、お盆や正月などの帰省シーズンには、ペットシッターを利用する人が急激に増えます。
家族との時間がほとんど作れない、というペットシッターもいらっしゃるようです。憧れて様々なペットシッター関連の資格を取得したものの就職先がない、ということもよくあります。実際、求人そのものが少ないようです。
まとめ
犬好きが憧れる仕事を4つ解説しました。
- 獣医師
- トリマー
- お散歩代行
- ペットシッター
犬好きだし、長く犬と暮らしているから私にもできるかも!と、憧れる仕事はいくつもあります。
しかし、なかなか厳しい労働環境のため、長続きしない人も…という話を耳にすることがよくあります。
たとえどんなに犬好きであっても、報酬を手にする「仕事」となると、「犬が好き」「犬はかわいい」だけではなく、ある程度の覚悟が必要なのかもしれませんね。