愛犬の最期にすべきではない「後悔する行動」3選
今は元気な愛犬でもいつか必ずやってくる最期の日。子犬の頃から成長を見守っている飼い主さんにとって愛犬は最愛の存在だと思います。
愛犬を失い後悔や悲しい気持ちがわくのは当たり前の感情ですが、いつまでも後悔の念が消えないとペットロスが重症化してしまうこともあります。
飼い主さんがいつまでも悲しんでいることは、お空に旅立った愛犬も喜んでくれないはず。愛犬のため、また飼い主さん自身のためにも愛犬の最期にすべきではない「後悔する行動」を確認してみて下さい。
1.お散歩に行かない
愛犬も年齢を重ねると人間と同じく老化現象がみられます。食べるご飯の量も減り、体重の減少がみられ筋肉量も低下してきます。歩き方もフラフラと力なくお散歩を嫌がるようになるかもしれません。
脳機能の低下、また首などの神経伝達の障害で立てなくなり寝たきりになってしまうことも。こうなってしまうとお散歩が難しくなってしまうのですが、立てなくなった犬でもお散歩をしてあげることは大切です。
愛犬の腰を飼い主さんの手や専用のハーネスで支えて愛犬自身に歩いてもらいましょう。こうすることで「歩いている」という刺激を脳に与えることができます。
寝たきりになると介護が必要になりますが、少しでも歩いてもらうこと、また歩くことがどうしても無理であれば抱っこやカートで外に連れ出し、日光浴するだけでも脳が活性化されると言われています。
2.泣いてばかりいる
全ての犬の最期が穏やかなものとは限りません。最期の日が近づくにつれて呼吸困難などで苦しそうにする姿を見ることもあるかもしれません。
そんな日が何日か続くと悲しさで泣きたい気持ちになってしまいますよね。しかし飼い主さんが泣いてしまうと、愛犬は更に不安な気持ちになってしまう可能性があります。
愛犬はいつだって飼い主さんの穏やかで優しい笑顔が大好きです。不意にほろりと涙がこぼれてしまうことはしょうがないと思いますが、悲しい表情や不安にさせるような言葉は控えて、愛犬を不安な気持ちにさせないようにしましょう。
3.看取ることを拒否する
愛犬と過ごした日々には色んな思い出がいっぱいですよね。イタズラばかりだった子犬の頃や、元気いっぱいにお散歩を楽しむ姿など楽しい日々がほとんどのはず。そんな愛犬の最期を看取るのは本当に苦しくて辛いものだと思います。
「可哀想で見ていられない」「最期は立ち会いたくない」という気持になる飼い主さんは少なくないようです。しかし愛犬は大好きな飼い主さんがそばにいてくれるからこそ、安心して空に旅立つことができます。
また、最期の時に飼い主さんがそばにいてくれないことは、愛犬にとって悲しみとなってしまうでしょう。どうか辛くても最期まで愛犬のそばにいてあげましょう。
愛犬の最期にしてあげられること
愛犬とのお別れは受け入れがたいものですが「もしかしてもうすぐお別れかな?」と感じる時がきたら、愛犬には出来る限りのことをしてあげましょう。
愛犬の最期に飼い主さんが出来ること
寝たきりの場合、飼い主さんの気持ちに悔いの残らないよう介護しましょう。体を綺麗に拭き、床ずれしないよう寝返りを打たせたり、体勢を整えてあげてください。また自力で排泄できない犬には排泄のお手伝いも必要になります。
食べることが出来る犬には、好きなものを食べさせて食べる喜びも感じてもらいましょう。好きな場所がある犬はその場所にも連れて行き、好きな人や好きな犬のお友達にも会せてあげましょうね。
最期が近い愛犬と接する時は不安や悲しい気持ちが沸き上がってきたり、介護疲れもあるかと思いますが穏やかな笑顔を忘れずに優しく接してください。
優しくたくさん撫でて声も頻繁にかけましょう。「大好きだよ」「頑張ってるね」「偉いね」など出来るだけ前向きな言葉をかけてあげると、残された最期の時間を安心して穏やかに過ごせると思います。
まとめ
愛犬とお別れの日が来てしまうことはあまり考えたいことではないですよね。ほんの少し考えただけで泣いてしまう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし実際にその時がいつか来てしまいます…。後悔しないよう心の準備だけはしておいたほうが良いですよね。
激しいペットロスになってしまわないよう、また愛犬を穏やかな気持ちで空に旅立たせてあげられるよう「後悔しない行動」を頭の片隅に入れておいて下さい。