1.口角が上がって目が見開いている
犬が、見るからに明るい様子で口角を上げ、キラキラとさせた目を見開いているのは、喜んでいる時のサインです。尻尾をブンブン振って、興奮している場合は息も荒くなります。
犬が喜ぶのは、飼い主さんが帰宅した時や、遊んでもらう時、おやつを貰う時などでしょう。飼い主さんも一緒に楽しそうにしてあげたり、たくさん声をかけてスキンシップを取ってあげると、ワンちゃんはさらに喜んでくれますよ♪
2.牙を剥いて鼻にシワを寄せている
犬の表情を読み取る時は、犬が怒っていないか、よく確認しましょう。犬が怒って威嚇していることに気付かず、手を差し出して咬まれてしまう事故は少なくありません。
犬が怒っている時は、牙を剥き出して目元や鼻の頭にシワを寄せているはずです。耳は伏せるか、後ろに倒しているでしょう。目元や鼻にシワを寄せているだけだと気付きにくいので、よく観察してください。
愛犬が怒っていると慌ててしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて何に対して怒っているのかを考えてみましょう。できるだけ怒りの原因を遠ざけ、犬が落ち着いてきたら撫でたり声をかけて様子をみてください。
3.顔全体の力が抜けている
愛犬の目がトロンとして顔全体の力が抜けている表情はリラックスしているサインです。口元も力が抜けてゆるんでいるため、まるで微笑んでいるかのような表情になっているでしょう。
飼い主さんに撫でられている時や、お昼寝の時など、犬は心の底からリラックスしている場合に全身の力が抜けてしまうのです。お腹を丸出しにして舌まで出している愛犬を見て(この子は野生では生きていけないな…)と思ったことがある飼い主さんも多いでしょう。
愛犬がリラックスした表情の時は、撫でたりマッサージしてあげるのがおすすめです。犬はその気持ちよさから、さらにリラックスしてくれるでしょう。脱力しまくった愛犬の顔は飼い主さんにとっても癒しになりますので、ぜひやってみてくださいね。
4.上目遣いをしている
愛犬が上目遣いになり顔の筋肉を固くしている時は、なにかに怖がっていたり緊張しているサインです。動物病院が苦手だという犬は、通院のたびにこんな表情をしていませんか?
人間は緊張したり恐怖を感じると顔の筋肉が強張って目が泳いでしまいますよね。犬も人間と同じように、怖いと感じている時には顔に気持ちが表れるのです。
また、犬が雷や花火の音などで強烈な恐怖を感じパニックになっている時は、大きく目を見開いて荒い呼吸をし、舌を大きく出しているでしょう。
犬が怖がっている時は表情に出るだけでなく、震えたり落ち着きがなくなることが多いです。愛犬が怖がっている時には、優しく撫でて声をかけましょう。飼い主さんの存在は犬を安心させます。
まとめ
『表情から読み取る愛犬の4つのサインと接し方』をご紹介しました。
犬は人間とコミュニケーションを取るために目の周りの筋肉が発達したといわれており、動物の中でも表情の豊かさはトップクラスでしょう。言葉を話すことはできませんが、表情や仕草でさまざまな感情を私たちに伝えようとしてくれます。
愛犬が今どんな気持ちなのか、最初はなかなか読み取れないかもしれませんが、一緒に過ごしているうちに分かるようになってくるはずです。愛犬の気持ちを理解して接することができる飼い主を目指しましょう!