犬からの印象が悪くなる初対面の挨拶
では、犬からの印象が悪くなる「初対面の挨拶」にはどのようなものがあるのでしょうか。初対面の犬となかなか仲良くなれない方はぜひ参考になさってみてください。
1.距離が近すぎる
犬との距離が近すぎると、犬からの印象が悪くなってしまうことがあります。
初対面の犬との距離は、2mくらいあると良いと思います。それ以上は自分の方からは近づかないようにし、犬の方から興味を持って近づいてきてくれるのを待ちます。
犬にとって人は、自分よりもうんと体の大きな存在です。少しでも警戒心を解いてもらうため、その場にしゃがんで待ってみてください。良い印象を持ってもらいやすくなります。
2.声が大きい
声が大きいと、犬からの印象が悪くなってしまうことがあります。
犬を驚かせたり怖がらせたりしやすいからです。少しでも不安や緊張を与えてしまうと、犬はより一層、警戒心を強めてしまいます。
初対面の犬に対して大きな声を出す大人はあまりいないと思いますが、それでもたまに存在します。本人は自覚がないのだと思いますが、とても大きな声で「触ってもいいですか~?」とテンション高く言われると、犬だけではなく、飼い主からの印象も悪くなりやすいです。
そして、幼い子供はどうしても大きな声を出しがちですよね。とくに犬が好きな子には、犬には小さな声で声をかけるように親御さんが話して下さると、飼い主も助かりますし、実際犬とも距離を縮めやすくなると思います。
3.犬の許可なく撫でる
犬の許可なく撫でるのは、犬からの印象が悪くなってしまうことがあります。
「撫でてもいいですか?」と、飼い主の許可を得る人は多いものですが、犬の許可を得ることができる人って意外と少ないです。
「撫でてもいい?」「触ってもいい?」と、犬に声をかけてみてください。許可を得られた時は、犬の方から頭をすり寄せてきたり、撫でてほしくて距離をグッと縮めてきたりします。
飼い主が撫でてもいいと許可していても、犬自身は撫でてほしくなさそうにしていることが実は意外とよくあります。そのような時は、犬の印象を悪くしないためにも撫でない方がよいと思います。
初対面の印象が良いままで終われば、また次に会った時にはすぐに撫でさせてくれるかもしれません。
4.手を引っ込める
犬がニオイを嗅ごうと鼻を近づけた時に手を引っ込めてしまうと、犬からの印象が悪くなってしまうことがあります。
犬が人の手のニオイを嗅ぐのは、挨拶をするための行動のひとつです。犬の方から挨拶をしてくれたのです。それなのに手を引っ込めてしまっては、犬からの挨拶を拒否したようなものです。
犬にとっては、あなたとは仲良くしません、と言われてしまったようなものなのです。怒らせてしまうことはないと思いますが、心を傷つけてしまうことはあると思います。
(噛まれる!?)と、驚いて手を引っ込めてしまうことはあるかと思いますが、その後で、またそっと手を差し出してあげてください。少しでも印象を悪くせずに済むと思います。
まとめ
犬からの印象が悪くなる初対面の挨拶を4つ解説しました。
- 距離が近すぎる
- 声が大きい
- 犬の許可なく撫でる
- 手を引っ込める
犬との挨拶では、ニオイを嗅がせてあげることがとても大事です。手のニオイだけではなく、体中のニオイを嗅ぎたがることもあります。それが犬にとっての初対面の人との挨拶の仕方だからです。
私は犬好きで、他人の犬のニオイを嗅ぐことにも抵抗がないため、犬と同じようにニオイを嗅いで挨拶をすることがあります。そうすると、すぐに仲良くなれる確率が高いからです。
ただ、その犬の飼い主にもドン引きされてしまうことがありますし、犬にも(なんだこいつ…おかしな人間だな)と、距離を持たれてしまうこともあります。
犬それぞれに、初対面の人との挨拶の仕方やスキンシップの仕方があります。犬の仕草や態度、様子をよく見て、見極めながら挨拶をするとよいと思います。