犬は褒められて伸びる!飼い主との絆を深めるためにも大切
皆さんは愛犬のことを日常的に褒めていますか。愛犬が何かを成し遂げた時、達成した時、上手くできた時、良いことをした時…些細な出来事でもいいので、積極的に褒めてあげることは犬の幸福度を高めることにつながります。
犬は褒められることで自信を持つことができ、さらに人と繋がることで安心できる、幸せを感じられると認識するようになります。
もちろん飼い主との信頼関係をより強固なものへと築くために、何かを達成し褒められるというプロセスはとても効果的です。群れで行動していた犬の本能的な習性に基づいても、褒められることで絆を育む大きなきっかけになると考えられています。
愛犬が「褒めて~♡」と飼い主に言っている時のサイン4選
飼い主側から褒めることはもちろん、犬も「良いことをしたから褒めてほしい」と自ら飼い主にアピールしてくることがあります。
ここでは愛犬が「褒めて〜♡」と飼い主に褒めてほしいと伝えている時に見せるサインを4つご紹介します。こんな時はサインを見逃さず、何をしたのか確認した上でたっぷり褒めてあげましょう。
1.少しウズウズした様子で見上げてくる
どこか落ち着きのない様子で飼い主のことをじっと見つめてきたり、目の前までやってきて見上げてくることはありませんか。これは「褒めてほしいな」とアピールしているサインです。
この場合、時折「あれができたの」と言うように視線を自分が達成した成果の方へと向け、その後、飼い主の目をじっと見つめるという行動をとる犬が多いです。
2.前足や顎を飼い主の膝に乗せてくる
前足や顎を飼い主の膝や腕の上に乗せて、まるで甘えるように褒めてもらうことを催促してくる犬も多くいます。「さっきあれができたんだけれど…」「褒めてもらってないのですが…」という心理状態なのでしょう。
前足や顎を飼い主の体に乗せてくる時は、甘えたいという気持ちを表していることもあります。その直前の状況などを思い返し、褒めてあげるべきか、または単純にコミュニケーションをとるべきか判断しましょう。
3.飼い主の足下について回りアピール
特に大きなアピールをしてくるわけではないけれど、何かを達成した後に飼い主の足下をちょろちょろとついて回るようならば、「褒めてほしいな」「褒めることを忘れていない?」と暗に伝えているサインです。
特に、普段は飼い主の後をついて回るような行動を見せない犬がこのような行動を見せている場合は、「褒められたい」という欲求が強く現れています。良いことをしたことを確認し、たっぷり褒めてあげましょう。
4.興奮しながら顔や口周りを舐める
犬の中には、自分が「〇〇ができた!」という事実に対して大興奮してしまい、アピールどころか「できたよ!できた!」と飼い主にその状況を報告するような行動をとる犬もいます。
特に多く見られる行動に、興奮しながら飼い主にぴょんぴょん飛びつき顔や口周りを舐めるという行為があります。「できたよ!見てた!?すごいでしょ!」と感情が爆発している状態なので、褒めながら気持ちを落ち着かせましょう。
犬も喜ぶ!犬を褒める時に意識すべきポイントは?
犬を褒める時は犬が「褒められた!」とわかりやすく実感できるように褒めてあげることが重要です。以下のポイントを意識して、声をかけたり撫でたりしながら褒めてあげましょう。
- 達成できた直後に褒めてあげる
- 笑顔や明るい表情
- いつもよりワントーン高い声
- 時々おやつを与えるなどご褒美をグレードアップ
犬は相手の表情や声のトーンで感情を判断していることが研究や実験の結果、判明しています。したがって褒める時は、プラスの感情を伝えるため明るい表情や高い声のトーンを意識して取り入れましょう。
また、褒めるタイミングは犬が何かを達成したり良いことをした直後です。少し時間を空けてしまうと、「何に対して褒められているんだろう?」と混乱させてしまう恐れがあります。
そして毎回ご褒美におやつを使っているという人もいますが、おやつはランダムに時々取り入れるようにするのがベストです。
毎回使っていると褒められるたびに絶対もらえると認識してしまい、もらえなかった時にストレスを感じたり、おやつの食べ過ぎによる肥満につながったりする恐れがあります。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介したサインを愛犬が送ってきた時、まずは何を実行したのかを確認し、その行いが本当に良いことであったならばたっぷり褒めてあげてください。たくさん褒められることで、愛犬との絆や信頼関係をより深めることができますよ!