犬におやつを与えすぎることがダメな理由
犬におやつを与え過ぎるとダメなのは、どのようなことが理由なのでしょうか。
1.偏食になる
犬におやつを与えすぎると、偏食になることがあります。
- ごはんを食べたり食べなかったりする日がある
- トッピングをしないとごはんを食べてくれない
- ごはんは食べ残すけど、おやつはしっかり食べる
- ごはんを一切食べなくなり、おやつばかり食べる
おやつは、ドッグフードよりも嗜好性が高く作られています。味が濃く、ニオイが強く、犬がより好むように作られているのです。
そのため、おやつを与えすぎると、ごはんの選り好みをするようになります。より嗜好性の高いドッグフードでなければ食べてくれなくなってしまうのです。
2.ごはんを食べられなくなる
犬におやつを与えすぎると、ごはんを食べられなくなることがあります。
おやつの食べすぎでお腹がいっぱいになり、空腹感がないためドッグフードを食べないということが起きてしまいます。
そしてお腹が空いた時、ごはんを食べない代わりにと、また飼い主がおやつを与えてしまい、ドッグフードはいつまでも残ったままなのです。
おやつでは必要な栄養を十分に摂ることができません。栄養を摂りすぎてしまったり、必要な栄養が一切含まれていなかったりすることがあります。
お腹がいっぱいでごはんが食べられない、というほどの量のおやつを与えるのは絶対にやめましょう。愛犬の健康寿命を縮める行為です。
3.肥満になる
犬におやつを与えすぎると、肥満になることがあります。
ドッグフードもしっかり食べ、おやつもガッツリ食べている。毎日そのような食生活を続けていたのでは確実に肥満になりますよね。
おやつをたくさん食べさせてあげたいから、その代わりにドッグフードを少し減らしている。栄養が偏ってしまいますし、実はこれも肥満の原因になりやすいです。たくさんお散歩してるから大丈夫~と考えてしまうこともあると思いますが、
栄養が偏ってしまいますし、実はこれも肥満の原因になりやすいです。たくさんお散歩してるから大丈夫~と考えてしまうこともあると思いますが、
おやつを与えすぎた時の摂取カロリーをお散歩程度の運動で消費することは難しいです。
おやつの正しい量の与え方
1日の食事量の90%をドッグフード10%をおやつ、という考え方が基本であるとされています。
ドッグフードは栄養補給を目的としたものであり、おやつは愛犬と飼い主のスキンシップやコミュニケーションを目的としたものである、という考え方をするとよいと思います。
1日に必要な摂取カロリーを計算する
「指数」の部分には、次のような数字を入れて計算します。
- ~生後4カ月までの犬は「3」
- 生後4カ月~1歳までの犬は「2」
- 去勢避妊済の成犬は「1.6」
- 去勢避妊なしの成犬は「1.8」
- 去勢避妊済の中高齢の犬は「1.2」
- 去勢避妊なしの中高齢の犬は「1.4」
1日に必要な摂取カロリーを計算したら、「1日の食事量のうち、90%をドッグフード、10%をおやつ」にした場合、どれくらいのカロリーになるなのかも計算してみましょう。
おやつのパッケージにはカロリーが表示されていますし、カロリー計算は与えすぎの防止に必ず役立つと思います。
ごはんの代わりにおやつを与えないこと
ドッグフードを食べないからといって、おやつを代用することは絶対にしてはいけません。適切な量を超えてしまいやすいです。
ごはんを食べないことに対しては、他の対策や工夫が必要です。ごはんを食べない時も1日の適切なおやつ量は必ず守るようにしましょう。
まとめ
犬におやつを与えすぎることがダメな理由を3つ解説しました。
- 偏食になる
- ごはんを食べられなくなる
- 肥満になる
おやつって、どうしてあんなに美味しいのでしょうか。ごはんよりもおやつの方が美味しく感じられることってありますよね。人も犬も同じようです。
犬の場合、飼い主がしっかり管理してあげることができれば、おやつを食べすぎてしまうことはありません。
おやつの与えすぎは、確実に愛犬の健康に悪影響を及ぼします。適切な量を知って、健康的に与えるようにしましょう。